
監督:ティモ・ブオレンソラ
出演:ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー 他
「第二次世界大戦後地球を後にしたナチスは、月へと逃亡し
地球へ復習を果たすべく月の裏側に第四帝国を築き…」
こんな面白そうなストーリー、
このプロットを知った一般ファンからの予算確保の為のカンパで
1億円集めた、といった制作裏話、
実際観た予告編も良かったので、楽しみにしていた一本。
だけど、なにか思っていたのと違うなぁ。
上のチラシの絵柄(公式ページからダウンロード可)からして、
シリアスな映画でないのは薄々判っているつもりだったけれども、
といってコメディに振り切っている訳でもなく、中途半端。
そもそもお話の展開が適当過ぎて、映画として成立しているのか
どうかさえも微妙なところ。
様々な映画のオマージュ/パロディ・シーンが散りばめられている
らしく、実際あぁ何か観たことあるといったシーンも多いのだが、
ストーリーの中で必然性があってそのシーンがあるというよりは、
オマージュ/パロディをやりたかったから敢えてそのシーンを挿入
した様にも見えてしまう。
映画マニアにとっては、原点探しみたいな感じで楽しめるのかも
しれないが、それが一般向きまで昇華されていないのが何とも。
フィンランド・ドイツ・オーストラリア共同制作の映画だが、これ
アメリカ嫌いの監督&有能な脚本家のリライト&ハリウッドの予算
を投入して全力でリメイクしたらかなり面白くなりそうだとは思う。
実際お話の展開がムチャクチャな割には、意外にサラッと観ること
が出来たし。
少なくとも観て苦痛になるものではない。
それだけにもっと楽しく出来るはずなのにという歯痒さばかりが残る。