映画鑑賞 『けいおん!』 | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

注:映画の内容に関する記述があります。





自分にとってアイドリング!!!さんと並ぶ2011年癒しの存在、
『けいおん』の映画版。

CMでも流れている、「卒業旅行でロンドンへ」というのが
メインのエピソードかと思いきや、テレビ版最終話にあった
「あずにゃんへの曲プレゼント」が話の中心。

パンフレット(¥800。高いよ!)に掲載のプロデューサー
のコメントに、“映画としてのスペシャル感を持たせる為に
舞台が海外”とある。

監督初め女性スタッフ4人でロケーション/シナリオ・ハン
ティングの為に現地まで赴いたそう、、、

、、、それって、ただ単にロンドンに遊びに行きたかっただけ
なのでは…

と思ってしまう程、尺の半分近くを費やしながら、無駄なエピ
ソードに感じる。

無駄な上に、演奏シーンを入れたいが為に強引なエピソード
まで捻じ込んでいて無理も感じる。

「あずにゃんへの曲プレゼント」に辿り着くまでの話は良かった
だけに、余計にそう思う。

特にお披露目当日、作った曲が気に入って貰えるかどうか、
と屋上に4人が集うシーンなんて凄く良い。


この映画、テレビ版を観ていなかった人にとっては酷く不親切、
いや初めから全く相手にしていないものとなっている。

例えば“プレゼント曲”演奏後にあずにゃんが「あんまり上手く
ないですね。でも私もっと聴きたいです。アンコール!」(良い
なぁ、好きなシーン)と言うとき、窓の外から描写しそのセリフ
は聞こえない、

テレビ版を観ていた人だけが判る仕掛け。

「流行っているみたいだから観てみよう」などという人は大ケガ
すること間違い無し。

新規を完全無視というのは清々しくもあるが…


そもそも映画ならではの‘スペシャル感’だの、‘スケール感’
だのから遠い位置に存在する『けいおん』。

あのほのぼのした感じはテレビの画面で観てこそ、というのも
今回よく判った。

それでも映画にしたかったのなら、変に背伸びなどせずに
今迄のものをそのまま映画に上げてくれた方が良かった。

映画で唯ちゃんが「私達は私達のままで良いんだよ」といった
ニュアンスのことを言っていたが、まさにそれ。

なんだ唯ちゃんにこんなことを言わすなんて、制作者も判って
いるじゃないか。

ってことは、やはりロンドンに行きたかっただけ?


新規さんを当てにしない姿勢を見せているだけに、コアなファン
の囲い込みに必死になって、週替わり入場特典だの、3回の
鑑賞でメモリアルフィルム・プレゼントだの、形振り構わない
というか、搾り取れるだけ搾り取る汚い戦略を打ち出している
のは、なんだかなぁ。。。