注:映画の内容に関する記述があります
過去2作も映画館で鑑賞した。
ロボット同士の対決シーンを楽しみにしているのに、中途半端な
家族愛や人間とロボットの友情を描き込もうとしたり、これまた
中途半端なギャグを差し込もうとしたり、、、という内容云々以前
に、肝心の戦闘シーンで、画面がゴチャゴチャしていて、すぐに
現在の状況が把握し辛いのが、この映画の最大の欠点だと
思っていた。
マクロスのバルキリー、とまでは行かずとも、昔のアニメの変形
合体ロボットぐらいの簡素な造形ならもっと観易くなったと思うが、
ただでさえ細かくデザインされたロボットが複雑な変形をしたり、
さらには画面狭しと動き周るのだから、観辛くなるのも当たり前。
勿論この映画の売りが、そういう細かい変形シーンも完全実写
化、というところにあり、それがヒットに繋がっているというのは
判るのだが、それにしても。
迫力は物足りなくなっても、テレビの画面で観たら判り易かった、
というのも映画としてはダメだろう。
それで今回シリーズ初の‘3D’。
観辛さに拍車が掛かるな、と思いながらも鑑賞した訳だが、これ
が意外なことに却って観易くなっていた。
『アバター』は画面に奥行きを感じさせる3Dだったが、この映画
は、画面のある特定のモノを浮き立たせるという手法が目立つ。
これで戦闘シーンなども観易くなり、展開も判り易くなった。
しかしこの手法やり過ぎると今度は、例えば街並みの場面などは、
サンダーバードやウルトラマンのように模型のジオラマのセット
の様に見えてしまうという逆効果となる。
3Dに否定的だった監督のマイケル・ベイは、『アバター』の監督
ジェームズ・キャメロンから3Dを薦められ、半信半疑ながらも
使用したら楽しかった、とのことだが、思うに楽し過ぎてやり過ぎ
てしまった、というところではないだろうか。
何事も程々が良い。
今回は勿論ロボット同士の戦闘シーンも満載だが、それ以上に
ロボット対人間の戦闘シーンが印象に残る。
なんだかんだ言っても、3Dの効果も含めてその迫力ある戦闘
シーンの連続には興奮させられる。
2時間34分もある映画だが、そういうシーンだけなら時間の長さ
も気にならないだろう。
しかしやはり今回も無駄に長い人物描写―主人公の両親との
やりとりや就活シーンなどが邪魔。
伏線ならまだしも、無くても話としては充分成立するし、何より笑い
を取ろうとしているが全く面白くない。
結果、映画全体としての評価も下がる。
戦闘シーンが面白くても、もう一回観直そうという気にならない。
勿体無いというか、残念なというか。。。
映画の中での扱いは酷かったが、これは良い曲!
Goo Goo Dolls 『All that you are』