注:一部内容に関する記述があります。
『ヤマト』、『トロン』と並んで楽しみにしていた映画。
しかし期待値が高かった、いや高過ぎた前者2作は何か
とケチを付けたくなるところ満載で、素直に楽しめたとは
言えない。
そんな2作に共通するのは、レベルの差こそあれ、CGを
多用しているということ。
もはや描き出せないモノなど無くなったと言って良い程の
映像技術の進化。
しかしその“何でも”が“やり過ぎ”にすり替わっていること
が多いのではと感じる。
その過剰演出は迫力を生むどころか、安っぽさに繋がって
はいないだろうか。
そんな映画に比べてのこの 『ロビン・フッド』。
パンフレットの解説に拠れば、、、
・ノッティンガムの村のセットには藁葺き屋根と丸太と網代
編みを使った粘土の建物を50以上建設。
・果樹園に木を植えて何ヶ月も掛けて育てた。
・英国軍が攻めるフランスの城は伝統的な足場と石膏を
使って建設。
・クライマックスの浜辺での戦闘シーンは、1500人の
キャスト、130頭の馬、それを撮影する150台の車。
などなどリアリティを追求する驚きのエピソードがテンコ
盛り。
セットだけではない。
ロビン・フッド役のラッセル・クロウは長弓の練習で1日に
200本もの矢を放っていたとのこと。
俳優も本当の意味での演技を問われている。
そんな“生身”の数々は、必然的に映画に迫力・臨場感・
緊張感をもたらす。
CGも莫大なコストが掛かるが、この手法もまた多額の
お金が掛かる。
ただお金の使い方が上手いというか、正しいというか。
ストーリーもそう凝ったものでも無いが、2時間20分という
長尺でも起伏に富んでいて、あっという間。
『ヤマト』、『トロン』と来たところで、今年最後にこれが観れて
良かった。