注:一部内容に関する記述があります。
出し惜しみをしていた予告編や、
「『アバター』を超える未来の3D映画」
という煽り文句で、かなり楽しみにしていた作品。
1982年公開の『トロン』は未体験。
今作はそのリメイクではなく続編という情報ぐらい
の知識で鑑賞。
正直な話、ストーリー云々より、その“未来の”映像
とやらをメインに楽しみしていた。
そもそもコンピュータの中の世界に現実の世界の
人間が飛び込んで、、、などというストーリーは、
携帯電話もパソコンも一般人にはまるで馴染みの
無かった1982年には早過ぎたものであるし、20
10年の現在となっては逆に使い古されてしまった
感のある題材。
そんな映画をもう一度などと考えたのは、映像関連の
技術革新が進んだ現代ならば、1982年には不可能
だった、思い通りの空間を創り出せるといったところに
あるのだろう。
そして実際独特の世界観を創り出してはいるのだが、
現代の視点からすると、残念ながら凄く目新しいもの
とは言い難い。
勿論既視感のあるもののあれやこれの原点は、1982
年の『トロン』にあるのだろう。
しかしそれならば尚更、2010年の現代に蘇らせるもの
は、更なる未知の世界観を魅せてくれなければ勿体
無いというか、意味が無いというか。
3Dにしても、全体的に黒を基調とした空間の為なのか、
その効力を存分に発揮出来ていたとは思えない。
そして先鋭的になり過ぎてもおかしくはないものを、父子の
絆を物語の中心に据えていたりと意外に普通のところに
落とし込んでいるのは、結局ディズニーというフィルターが
掛かっているからなのだろうな。
面白くなかった訳ではないが、少し期待が大き過ぎたかな。