最近、特に若い女性で仏教にはまる方々が増えて
いるそうだ。そういう人のことを‘仏女’と言うらしい。
ファッションの一つとして、の軽いノリの人から、
行き詰った日常からの脱却の手掛かり、といった
真剣な人まで、程度の差はあるらしいが、いずれに
しても、本当に何が流行するか分からないものだ。
東京のカフェで僧侶のお話を聴く、なんてイベントに
6日間で3500人も集まったらしい。
テレビの取材でインタビューされていた女性の部屋には
何体もの仏像、壁には写経や曼荼羅が貼ってある。
それを見ていて思い出したのが、MANDALABAND。
1976年にデビューして、メンバーチェンジしつつ2枚しか
アルバムを残していないバンド。
特にファーストが、有刺鉄線に曼荼羅が引っ掛かっている、
という印象的なジャケット。
YESに似ている、なんていう評価も見たことのある、壮大な
シンフォニックロックらしいが、チベット語で歌われていると
いうプログレというジャンルにありがちなキワモノ。
廃盤状態が続いているのも、さもありなん。
自分は、これ、存在自体は随分以前より知っているのだが、
未だ聴いたことがない。
日本盤は廃盤だが、制作背景などの解説が欲しくて日本盤
再発を待つことにしていた。
こういうヒット作でないものは、結成何周年とか、来日記念とか
なにかキッカケがないと再発はなかなか望めない。
そこで、この‘仏教ブーム’。
このファースト・邦題『曼陀羅組曲』は内容的には、チベット侵攻
について歌われたもので、直接仏教とは関係もなさそうだが、
そんなことはこの際どうでもよろしい。
ジャケットに‘曼荼羅’が描いてあるだけで注目を集められそうだ。
期待して待つとしよう。