12月20日。私はこの場所にいた。
明日の今頃には北見の幼稚園でイベントを控えていたが、
いても立ってもいられなかった。
早々にイベントの準備をすませていた私は
北見から60キロ離れたこの地に車を走らせる。
くしくも私の少年時代の地であり、
いわゆる「ふるさと」とも言うべき町ではあるが
しばらくは縁遠くなっていた。
…「推し」に出会うまでは。
なんとなく意気投合していた「推し」に話を聞くと
地元のチアダンスチームで踊り始めたという。
そんなこんなで私の「推し活」がはじまったわけだが、
この公演を最後に解散することになったらしい。
会場に着いた私は
なるべく目立たぬように冷静を装い、奥の椅子に座る。
止まることのない鼓動を抑えながら…。
…というわけで、地元のチアダンスチームである
バニーズのラストステージを観に行ってきました。
目立たぬようにしていたのは
実はこのチアダンスチームは
小学生から大人までの混合チームであり、
明らかにおじさん1人は浮く仕様になっています。
いわゆる、自認「不審者」なわけで…(汗)
いくら「推し」から撮影を頼まれているとは言え、
踊っている子供にカメラをむけるのは…
いろいろとまずいわけです(汗)
なので、「推し」の出番の瞬間にカメラを合わせ、
「推し」だけをカメラに収めるという作業に徹していました。
とは言え、踊っている「推し」は
やはり何か「持っています」ね。
橋本環奈が有名になったきっかけになった
いわゆる「奇跡の1枚」と呼ばれる写真は
彼女のアイドル時代に福岡のイベントで撮られた
カメコの1枚だったんですよね。
当時、彼女はセンターどころか、レギュラーでもなく、
端っこでダンスする補欠の1人だったのですが、
ダンスの合間合間に表情をつけつつ、
周りを引き立てており、
その動き1つ1つに丁寧さがあったそうです。
そんな動きのたった0コンマ数秒一瞬が
「奇跡の1枚」になったわけですが、
それを「推し」に感じることができましたね。
さすがに私には「奇跡の1枚」を
撮れるだけの撮影技術はなかったわけですが(汗)
こういう体験ができたのは感謝ですね。
「推し」はこの先、どうなるのかはわかりませんが、
彼女の応援は続けていきたいですね。
そんなわけで今日の「推し活」でした。


