こんなものを買ってみました。
実は今、中学にあがった子の学習支援をしているのですが、
ただ、教科書やドリルをやらせるのは面白くない
ということで、こういったものを使った
教育にも興味を持っています。
これはなにかと言いますと、夏目漱石の逸話をもじって
英語で書かれた慣用句などをカードに書かれた文字を使って
日本語に訳するというボードゲームなんですね。
このように英語の慣用句が書かれたカードを1枚引き、
さらに手札に日本語の単語が書かれたカードを6枚引いて
この手札でなんとか説明するというわけです。
適当に引いたのですが、
”Faifure teaches success”
つまり「失敗は成功のもと」をこれらの単語を駆使して
説明するわけですが…
私はこんな感じにしました。
「漆黒も白紙もすぐに檸檬」
かなり強引ですが、なんとなくニュアンスは伝わる感じですね。
では、問題です。
「山を飛ぶカブトムシにめざめる」
私はこんな文章をつくったのですが、
元の英語の慣用句はどれでしょうか?
適当にカードを引いた選択肢があるのですが…
① 夢は世界一周です
② うそつきは泥棒のはじまり
③ 興味津々です
④ あちらにいるお客様からです
⑤ それでは3人ずつグループをつくってください
さあ、どれでしょうか?
正解は①の「夢は世界一周です」でしたが、
③でも意味は通りそうですよね。
こんな感じで英語の慣用句を手持ちの単語で
強引に同じ意味の文章にするというものなのですが、
思うのはこれこそ、「生きた」学習ではないかと思うわけです。
英語にしても重要なのは海外の文化や価値観に触れ
コミュニケーションをとれるようにすることであって
細かい文法や熟語を覚えることではないわけです。
もちろん、外国語にはそれなりの日本語とは違う
ニュアンスや文法の厳密さはありますが、
最悪、TVでの出川さんやルー大柴さんのような
感じでも伝わるわけです。
そこで重要になるのは
「コトバ」から「言葉」を連想することであって
そのためには自分自身の語彙力や
思考力が必要になってくるわけで
それを鍛える意味で「生きた」学習だなって感じましたね。
こんな感じで「あそび」と「教育」の境界線をなくすような
学習やゲームなども試していきたいなと思っていますね。
そんなわけで今日のサイエンスでした。