やっほー。サイエンスぱんだだよ。

今回は昨日旭川東光文化教室で行われたサイエンス講座を報告するよ。

実はこれは旭川市内のネットカフェで書いているんだけど、

マスターは今日も寝不足が続いて、すごく眠そうだよ。

 

 

今回のテーマは「洗剤でDNAが!?」ということで

なんと、洗濯用洗剤でDNAが採れてしまうんだ。

今回は実際にDNAを採りつつ、DNAについて学んでみたよ。

 

 

これがその洗剤なんだけど、よくある酵素入りの洗剤だよね。

実はこの中にはプロテアーゼっていう、たんぱく質を分解する酵素が

入っていて、細胞のたんぱく質を分解してくれるんだ。

分解された細胞で残るのはDNAなどの核酸なので、

これを利用してDNAを抽出しようってわけなんだ。

 

 

用意したのはズッキーニ、たまねぎ、にんじん、ひき肉、そしてたまごで

これらは事前に予備実験した結果、DNAが採れやすいものなんだ。

食べ物によって、DNAの出方が違うのでこれらから

それぞれ3つずつ取ってもらって、DNAを採ってもらったんだ。

ひき肉以外は子供たちにすりおろさせたりしたよ。

 

 

すりおろした食べ物をフィルムケースに入れて、

さらにそれぞれのコップに入っている2%の洗剤と30%の食塩水を

それぞれ5mlと0.2ml加えたんだ。

そうすることで塩と洗剤の酵素によってたんぱく質が分解されるんだって。

 

 

試薬を加えたサンプルを40℃のフットバスに入れて15分待ったんだ。

この作業を科学用語でインキュベートって言って、

実際に研究の現場で行われているんだって。

 

まあ、実際の現場はインキュベーターって言って、温度が調整できる

保存庫か湯浴で厳密な温度でやるんだけど、

インキュベータ-は何十万もしてしまうので、

出前授業クラスではフットバスで十分なんだけどね。

パンなどに使う発酵器でもいいし、ヨーグルトメーカーでもいいね。

 

実はパンやヨーグルトも言ってしまえば酵素反応なので

そのまま、酵素実験の器具として使えるんだね。

 

 

反応させたサンプルに冷やしたエタノールをしずかに加えると、

エタノールと水との2つの層ができるんだ。

実はDNAってエタノールに溶けやすいのでDNAがエタノールの層に

残って、DNAが採れるってわけなんだ。

 

でも、実はDNAの他にRNAなどの他の核酸類もあるので、

実際の研究ではしっかりとバッファーで調整したうえで

研究用の細胞分解用プロテアーゼでしっかり処理して、

さらにRNAアーゼっていう酵素で処理をするんだ。

 

今回は食べ物から採ったので苦労はないけど、

実際はサンプルが少ないところからDNAを採るので

PCRっていう方法でDNAを増幅させて解析することが多いんだって。

 

 

さらに今回は化学発光実験もしてみたよ。

実は生化学実験と化学発光って密接な関係があるんだって。

これは蛍の光を応用してつくられた技術なんだけど、

ある試薬に過酸化水素を加えることで発光するっていうものなんだ。

 

簡単に光るので生化学実験などではサンプルのマーカー

として染色に使われていたり、蛍の光成分であるルシフェリンをつくる

遺伝子をターゲットの遺伝子の組み込んで、

ちゃんと組み込まれているか確認するのにも使われているんだって。

 

身近なところではアイドルオタなどがAKBなどのアイドルや声優のライブで

振っているサイリュームの材料として使われているんだよ。

今回は子供たちに実際にサイリュームを折らせたり、キットを使ったりして

化学発光を体験させたんだ。

 

さらに今回は化学発光実験もしてみたよ。

実は生化学実験と化学発光って密接な関係があるんだって。

これは蛍の光を応用してつくられた技術なんだけど、

ある試薬に過酸化水素を加えることで発光するっていうものなんだ。

 

簡単に光るので生化学実験などではサンプルのマーカー

として染色に使われていたり、蛍の光成分であるルシフェリンをつくる

遺伝子をターゲットの遺伝子の組み込んで、

ちゃんと組み込まれているか確認するのにも使われているんだって。


身近なところではアイドルオタなどがAKBなどのアイドルや声優のライブで
振っているサイリュームの材料として使われているんだよ。
今回は子供たちに実際にサイリュームを折らせたり、キットを使ったりして
化学発光を体験させたんだ。

 

なんと、オタクのグッズにも科学はあるんだね。

 

 

今回は6人の子たちが参加してくれたんだけど、

みんな5月からの子たちばかりなので、実験にも慣れてきたんだ。

特にここの子たちは呑み込みが早いから

ちょっと説明しただけでちゃんとできていたよ。

DNAについてわかっていた子もいたしね。

 

1人だけ、ちょっとマイペースな子がいるんだけど、

その子もちゃんとできていたのでほっとしたみたいだよ。

 

マスターの講座って対象は小中学生なんだけど、

実は小学校で習うこと以上のことをやっているんだ。

科学って、どんな身近なことでも深めると高校、大学の知識になってしまうし、

そこは彼らが高校などで科学を勉強する際に

化学式や科学用語に慣れておくと、イメージしやすくなるので

そこは科学用語を踏まえて説明しているんだ。

 

今回のDNAについてもセントラルドグマの流れは高校生物だしね。

 

それでも、ちゃんと子供たちは興味のあることだから

どこの子もついてきてくれているからありがたいね。

 

次の日曜日の北網圏文化センターのイベントが終わると

2週間ほどサイエンス講座はお休みなのでしっかり休みながら

やっていきたいね。

 

そんなわけで今日のサイエンスでした。