面の皮が厚い人々 | 或小役人の一笑

面の皮が厚い人々

「がんに効くアガリクス本で出版社役員ら6人逮捕」

やはりでっち上げであったか、というのが大半の人々の反応だろう。

アガリクスを購入した人の中には、自分や周囲の人間がガンで苦しみ、わらにもすがる思いで購入した人もいただろうに。がん患者の弱みにつけこむ卑劣な手口だ。

このやり口に比べれば、怪しい石を購入することで何とかパワーで、大金持ちになれるとか、意味不明な器具で身長が伸びる、などという広告がかわいく見える。

そういえば私も過去に「1時間で分かる英文法」という本を購入した。確かに、1時間で英文法が分かるが、
その薄っぺらい本に紹介されているごく一部の英文法に限られた話であった。確かに、看板に偽りはないが、誤解を招く表現だ。

また、最近では「必ず勝てるCRウルトラセブン攻略法」という類の雑誌を購入したが、どこにも攻略法は書いていない。

延々と、「パチンコは機械である」とか「大勝ちすることもあるし負けることもある」などという一般論に収束する意味不明な長文が載っていただけだった。

おそらく、攻略法などはじめからないが、購入させるためにそういった見出しをつけ、意味不明な長文で読者を疲れさせて読みたくなくさせる、または長い文章で煙に巻いていたつもりなのだろう。

そんなことでは、私は騙せないぞ。
いや、やっぱり買った時点で騙されてるぞ。

ちなみに、攻略法紹介DVD(その雑誌のおまけ)では、簡単にできる攻略法と称しつつ、ただ単に怪しいお兄さんが延々とパチンコ台を打ち続け、100回転後くらいに、大当たりして、「当たりました。これが攻略法です。」と意気揚々と語っていた。

しかしどうやったから大当たりしたのかという肝心な部分が語られず、「詳しい攻略法は、こちらまでご連絡ください」と、よりいっそう怪しい電話番号を紹介されただけだった。

世知辛い世の中である。

セブン
↑これは別の雑誌のセブン
パチンコのセブンは、原作と違い
弱すぎる。


そして、世知辛い世の中の象徴的出来事として、

のまネコ問題にも触れようと思う。


☆のまネコ問題について(まとめサイト)

ネット上のキャラクターをパクって商標登録するとは、厚かましいというか、図太いというか、厚顔無恥というか、五里霧中というか、三寒四温というか、主客転倒というか・・・。
とにかくやりすぎだ。

これは例えば漫画雑誌が、眉毛を加えたドラえもんが登場する漫画を連載させ、「眉毛えもん」として、
商標登録するようなものだ。いや、藤子不二夫を敵に回すくらい度胸があるという点で、「眉毛えもん」の方が
まだ許せるかもしれない。

今回のケースは、ネット上で誕生した、誰が作成したか分からない「モナー」を、パクって商標登録しようとした点で、非常にたちが悪い。狡猾なやり口である。

ネット上で愛されて、皆に自由に使われているキャラクターを、誰かの専売特許にしてはいけない。

大げさな言い方かもしれないが、もし商標登録されて、そのキャラクターが自由に使えなくなったとしたら、
それは権利の侵害であると思う。

そういうわけで、今回の出願中止は当然のことであると思われる。

しかし、エイベックス広報の「両キャラクターは全く別物だと考えているが、今回の混乱を招いた以上~」
という言い方は癇に障る言い方である・・・。まるで彼らは、ウーロンの変身に気がつかないヤムチャのようだ。


少し話は変わるが、「うまい棒」に描かれているキャラクターは、ドラえもんに酷似している。

うまい棒の疑惑

しかしこの場合は、藤子不二夫ほどの最強漫画家を敵に回すあたり、うまい棒製造者の漢気(おとこぎ)を感じるのである。
眉毛えもん2
眉毛えもんの想像図1
眉毛えもん3
眉毛えもんの想像図2
眉毛えもん
眉毛えもんの想像図3