人は誰でも、

思い出したくない過去を持っています。
と、これを読まれた途端に、

その嫌なことや辛かったことが

浮かんで来たのではないでしょうか。
では、その思い出したくない

過去の体験をどのようにしたら

変えられるでしょうか。

もちろん僕も、辛い悲しいことが

大なり小なり経験することにより、
一歩一歩前進した結果現在があります。
これをただ単に忘れると言っても、

脳裏に焼きついていますので、
決して簡単には忘れられないでしょう。
さらに、思い出すなと言われると尚更です。

では、どのようにしたら

これを嬉しい経験や

思い出に変えられるのでしょう。
結論は、この辛い苦しい体験を

感謝に変えるのです。

過去の事実ですから

これは消せませんので

肯定的に受け止めて、
その体験により自分が

何を学び成長したのか、
今となってはその経験により

自分にどのように役立っているのかを、
前向きに冷静に振り返りそれを見出し、
そして、そのことに感謝するのです。

とにかくプラスに受け止め、

良い方に解釈するのです。
例えば、僕の場合は9歳の時に

父とこの世での別れをしました。
これは大好きな父で

しかも大工をしていましたので、
子供心ながらに跡を継いで、

自分も立派な大工さんになるんだ

と思っていましたので、
大変がっかりしたことを

今でも覚えています。

またここから突然に

母子家庭がスタートしましたので、

小遣い等は貰ったことがなく、
高校のクラブ活動の帰りに、

友達と一緒に通学路の店に

立ち寄ることも出来ませんでした。

しかし、御蔭様で同じ境遇の

母子家庭の子ども達の、
そのような氣持ちが少しは理解でき

同じ経験者として寄り添えたり、
父を失うことで家庭の大黒柱の

大切さも学ぶことができました。
これは僕の人生にとって、

大きな学びとして

今では大変感謝しています。

還ったらこのことを報告します。

さらに、子ども5人を抱えての

母子家庭ですから、
隣近所の方々や親戚、

あるいは学費を

助けていただいた日本育英会など、
物質的金銭的に大変お世話になり、
人の志を受け取ることによって

慈悲の心や助け合いや恩を学びました。
よって、周りの方々や父におふくろに

感謝しかありません。

今の僕の生き方のベースは、

むしろこのお世話になった

全ての皆々様へのご恩返しが

この世での目的と思っています。
そして、あの世で再会した父へ、
自分のこのような人生の

報告をするのが夢です。

 

このような僕流の過去の変え方です。
このように過去を書き変えることにより、
今では自分に起きることを

全て感謝できるようになりました。

今があるのは、

辛い苦しい経験を乗り越えたからこそです。
思い出したくない程辛い経験をし

乗り越えたからこそ今があります。
特に人の何倍をもの辛い経験をした人ほど、
大きな学び成長や心が豊かなようです。

このような学びを、

今を生きている大きな自信にして

自分を褒めてやるのです。
そして少なくとも必ずや周りの方々に

サポートをしていただいていますから、
その方々に感謝するのです。

このように過去を振り返ると、

その過去が必ずや喜びに変わり、
そして自然に感謝の思いが湧くでしょう。
このように受け止め方を変えると、
何時でもどんな思い出したくない過去も、
今日から明日から変えることができます。
そうすると、必ずや振り返る過去が

喜びに満ち溢れ自信が湧いて

くるのではないでしょうか。

今日も一日、思い出したくない過去から

大きく成長した自分を振り返り、
感謝できる日でありますように。
御蔭様で、ありがとうございました。