まず、三元豚は「さんげんとん」と読みます。三種類の豚を掛け合わせたことによって生み出される、食肉です。三元交配豚という呼び名もあるそうです。こちらの方が、食欲はそそりませんが、背景は分かりやすいですね。豚肉は、主に6つの品種が存在し、そのうちの3種類を掛け合わせれば三元豚ということになります(ちなみに四元豚も存在します)。
日本で行われている一般的な交配は「LWD」と呼ばれる組み合わせです。ランドレース種(L)と大ヨークシャー種(W)を掛け合わせた雑種豚のメスに対し、デュロック種(D)のオスを掛け合わせるものです。ほかに、日本の黒豚として知られるバークシャー種(B)を使った「LDB」、中国の豚として知られる金華豚(K)を使用した「LDK」などの種類があります。
三元豚の生産は、単純明快に言うと「おいしい肉を安定して供給する」ために行われています。交配の狙いとして雑種強勢と呼ばれる効果があるのですが、グルメというよりも生物学に近付いてしまうので、ここでは説明を省略します。
さて、三元豚と一言に言っても色々とあることは分かりました。つまり、売り手としては「うちの三元豚は、ほかより美味しいよ」というアピールも必要になります。そこで、地名や生産牧場が分かる形でのブランド化が行われており、山形県酒田市の平田牧場の「平牧三元豚」、岩手県二戸市の久慈ファームが手掛ける「折爪三元豚・佐助」などのブランドが存在します。
お勉強は、ここまで。美味しいお肉を食べて今日も元気に過ごしましょう。
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