最近ネプチューンの名倉潤さんがうつ病になりリハビリ中というニュースで、よく話題に上がっていた「うつ病」ですが、2015年WHO推計によると世界で全人口4%にあたる約3.2億人いるとされ、10年で18%も増加しているんですって。
国内で約506万人有病者に対し、受診者は厚労省によれば約112万人。
自分がうつ病になっていると認識していなかったりと多くの人が治療を受けていない現状も!
うつ病は、強いストレスのほか、女性ですと閉経後や高齢も発症リスクになります。
特に高齢者のうつは認知症の原因にもなると言われています。
そんな誰でもが気をつけておきたいうつ病について、予防のお話しを伺って来たのでレポート致します。
スルフォラファンはアブラナ科の野菜で、ブロッコリーやキャベツ、かいわれ大根に豊富に含まれています。
摂取すると体内で抗酸化酵素生成を誘導し、炎症から細胞を保護する効果があるんすって。
生でよく噛んで食べることにより効果があります。
写真は、お話しを伺いながらいただいたブロッコリースプラウトを使ったサンドウィッチとスープ。
うつ病を予防する食品成分で、青魚に豊富なオメガ3脂肪酸が知られていますが、世界で初めてスルフォラファンでうつ病を予防できる可能性があることをマウス実験で明らかにしたのが、千葉大学大学院 医学薬学府 教授 薬学博士の橋本謙二氏。
実験では、体格違う2種類マウスを同じケージに入れ、大きいマウスに小さいマウスをいじめさせます。
それ以外の時間はケージに仕切りを入れ、接触はしないが、においで相手が同じ部屋にいることがわかる状態。
このようにいわゆる慢性的な「いじめ」の状態を作ると、小さいマウスがうつ状態になったことが確認されました。
しかし、事前に小さいマウスにスルフォラファンを注射すると、違う反応が見られました。
これは、スルフォラファンにはうつ病になりにくい働きがあることを意味しているという。
妊婦が風疹に罹ると先天性風疹症候群が高率で起こることが良く知られていますが、統合失調症等精神疾患や自閉症等の発達障害も、妊娠期のストレスや炎症により発症リスク増になることが、多くの疫学的研究からわかってきているとのこと。
妊娠期にうつ病であると、生まれてくる子どもの発達障害のリスクが1.5倍になるという研究報告もあるというから妊婦さんには是非スルフォラファンを摂取して予防して欲しい。
スルフォラファンは、生で噛むことによって効果を多く出せることから、ブロッコリー本体よりブロッコリースプラウトを利用すると楽に摂取できます。
量として、ブロッコリー150g、発芽スプラウトで3gにほぼ同量のスルフォラファンが含まれています。
スーパーなどでも購入できるので、是非、手軽に取り入れて欲しい。