なかなかペースが上がりませんが、出来る限り更新を頑張っていこうと思います。
今回は、「実は危険な思考」について。
大人の受験勉強は、子どもの頃の受験勉強に比べると、様々なことを並行(考慮)しなければできないのが普通です。
(子どもの頃の受験でも、様々なことを並行させなければいけなかったというケースも考えられますが、例外的な場合であるため、除外しておきます。)
ここに、超直前期のプレッシャーがかかれば、肉体的にも精神的にもきつくなる。
これは、当然のことです。
この時に、よくある考え方が
「苦しいのは自分だけじゃない。みんな同じ。だから頑張ろう。」
というものです。
実際に、こういった助言・アドバイスがなされることがあると思います。
個人的には、これは実に危険な思考だと考えています。
苦しいのは自分だけjじゃない。
ここは、そのとおりだと思います。世の中に大変な状況の方は多くいることでしょう。
もっとも、「みんな同じ」という部分は本当でしょうか。
置かれている環境やその人自体の体力・性格・考え方等は、全く異なるはずです。
だから、「苦しいのは自分だけじゃない→みんな同じ」
という理論は成り立ちません。
ゆえに、「だから頑張ろう」にも繋がりません。
苦しくて、辛くなった時、「ちょっと休もうか。疲れを抜こうかな。」
と考えることもあるでしょう。
この時、「いや、でもみんな同じだ。だからここで休んではいけない。頑張ろう。」
と思うのは、ちょっと考えた方が良い。
そういうことです。
受験勉強には、体力と気力がいります。
体力・気力が削がれきっている状況下で学習を継続しても、たいした成果は得られません。
だから、今自分が苦しいのであれば、思い切って休息をすること。
これも、超直前期における大切な考え方です。
他人と比べない。自分がいま苦しい。
それを認めてあげて、休息をするのも、この時期は大切ですよ。
最近、カウンセリングにて、明らかにオーバーワークになっている方が多いような気がします。
この辺りが上手く伝わることを願っております。