それでは、先日の続きです。
高速回転においてマストなことは、「習得済みの部分を読み飛ばす」ことでした。
これが勇気のいることなのですが、マストな以上やらないわけにはいきません。
それでも、忘れてしまってないんだろうか。本当は理解できていないのではないか。
こういう悩みをもつのは当然ですし(ある意味、受験生としては最も健全な悩みである)、この悩みを解消することも重要だと思います。
まず、上記の悩みを解消するために必要なことは、定期的な答練・模試の受講です。
通年講座等を取られている方であれば、答練・模試がセットになっているはずなので、これを定期的に(これが重要。不定期だとチェックできないので、コンスタントに受けるのがポイント。)受講していきます。
すると、実は理解できていなかったことや、忘れてしまっていた部分などが如実に現れます。
この段階で、すぐに叩き潰します。一度大丈夫だと思って飛ばしていた部分ですから、そんなに時間はかからないはずです。
なお、定期的にチェックをしたいという場合、模擬試験が2回だと少し足りないので、下記の書籍も併用させると良いでしょう。
イメージとしては
8月中旬頃に、上記の書籍の第1回を解く。
その次に、9月中旬頃に、今年度の中間模試を解く。
さらに、10月初旬に、上記の書籍の第2回を解く。
最後に、10月下旬に、今年度の最終模試を解く。
このようなスケジューリングで定期的に模擬試験を解いていけば、忘れてしまっていた部分や、実は理解できていなかった部分を発見でき、もう一度潰していくきっかけを与えてもらえます。
また、重要な内容に絞り込まれている教材を併用させることも効果的です。
重要な内容に絞り込まれているものを、1~2か月に1度くらいのペースでざっと目を通していく。
こうすることにより、普段飛ばしている部分についても、重要なところだけは定期的にチェックすることができます。
上記のいずれかの書籍を活用するとよいかと思います。
上記の書籍はいずれも重要な論点に絞り込んで記載がされています。
そのため、普段使用しているテキストと並行して、上記のような書籍を「全て飛ばさずに」読むことにより、高速回転の弊害(飛ばしている部分を忘れてしまっていないかという不安)を除去することができます。
まとめます。
① 高速回転のコツは、理解を深めることにある。(これは当然)
② さらに回転数を速めるには、習得済みの部分を読み飛ばすことである。
③ ②による不安を解消するためには、定期的な答練・模試を受講することが有効である。
④ また、重要論点のみが記載されているテキストを併用することも効果的である。
以上です。