2019 伊藤塾中間模試を全問検討する~一般知識等編~ | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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最後に、一般知識等です。

 

未受験の方は、受験を終えられてからご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題47

エの記述が急所です。これは、過去問でもよく問われている問題意識ですから、確実に切らないとダメです。

これで、4・5の二択です。

ウの記述は、ニュース等を観たり、日経キーワード等を読んでいると、「北方四島」への訪問が限定がかかっていたことはなんとなく分かるでしょうか。

二択からが運の要素が絡んでしまうため、4・5のどちらかでミスをしている分には構わないかなと思います。

 

問題48

近年の本試験を意識した出題です。

各国の指導者の孫を聞いてきたのだから、「女性リーダー」縛りにしてみたという問題ですね。

日経キーワード等の時事情報をしっかりと捉えている方であれば、ア~ウが瞬殺できるのではないかと思います。

各国の政治の動向は、今年の出題予想でもあるので、この問題は要復習ですね。

 

問題49

アの記述が時事的な知識的にあり得ないと思えないとダメです。

また、イの記述は、出題が予想される住民投票の話が問われているので、これも外せません。

さらに、オの記述は、核軍縮に関する条約の話です。核問題は、平成26年度、平成28年度と近年頻出傾向にあるので、押さえていないでは済まされないところです。

この問題を落としてしまったという場合、過去問のテーマに関する知識を充実させる方向で勉強をするように心がけると良いでしょう。

 

問題50

この問題は、平成28年度のTPPの過去問を、EUバージョンにしたものです。

すると、アの記述のGDP比率は、しっかりと判断できないとまずいです。

また、エの記述は、イギリスのEU離脱問題と、ギリシャの財政破綻問題を混乱させるような形で聞いています。こういうのは、日経キーワード等を通して、しっかりと把握しておきたいですね。

この問題を通して、EUの復習をするのは、とても良いことだと思います。

 

問題51

金融に関する典型的な出題です。

アは、フィンテックの説明ですので、すぐに切ります。

それから、マイナス金利については、概要を把握している方が多いと思いますので、ここを○ときちんと判断します。これで、3・4の二択です。

ちなみに、この時点で、答えは4であることが濃厚です。「オ」の記述が、2・4・5の3肢にかかるという「バランスの悪い組み合わせ問題」なので、オは解答肢に絡ませることが多いからです。

 

問題52

この問題は厳しいです。

自然災害は、何回か過去問で問われているものの、ウルトラクイズ感がとても強い問題が多いです。

今回も、特に取れなくても気にしなくて良いかと思います。

 

問題53

パリ条約は、京都議定書との対比をすることが重要です。

そして、最も重要なことは、温室効果ガスの削減について、「発展途上国」も含めて、目標を設定している点です。

これで、1が正解である可能性が濃厚だと判断できます。

2は、「ラムサール条約」の内容が違うという典型的な問題です。

3は、パリ協定が発効されていないという大嘘が書いてあります。

4はちょっと判断しにくかなと思いますが、地球の温度が、「8度」を十分に下回るというのはやり過ぎです。8度も気温が上がったら…おそらく人類滅亡の危機がすぐそこに迫っているのではないかと思います。

5は、1の話を知っていれば、容易に×だと推測できますよね。

 

問題54

エは過去問知識なので、出来れば答えたいです。

これで二択ですが、ア・イ共に明確に知っている受験生はほとんどいないはずです。

ここで鉛筆ころがしになってしまうので、これは取れなくてもしょうがないですね。

 

問題55

マイナンバー法についての知識がちょっとマイナーですね。

これを機会に押さえておくと良いでしょう。

アの記述は、「利用の目的」と「利用の範囲」を誤読してしまいそうです。(ちなみに、自分は誤読しました。あれ?答えが出ないやん…となって結局間違えました。)

全体的に、個人情報保護法の知識で判断しても全く解答に行きつけないので、これも解けないですね。

しかも、アを誤読したらもう戻ってこれませんし。

 

問題56

何の気なしに取れないとダメです。

この問題を落としてしまった方は、早急に個人情報保護法の勉強をやった方がいいと思います。

 

問題57

情報公開法において有名な知識は、「理由の如何を問わず何人も」請求できるという話です。

これで、アをしっかりと○とします。

さらに、ウの一部開示が、どちらの法律にもあることは基本中の基本ですので、ウも○とします。

これで、答えは1であるとするのが最もスマートです。

イ、エは、ちょっと盲点でしたね。

なお、オの罰則の有無は、本試験でもよく問われる内容なので、きちんと判断できるようにしておきましょう。

(過去問では、公文書管理法に罰則規定があるか否かが問われています。)

 

問題58

短文挿入は、埋めやすいものから埋めるのが鉄則です。各挿入は、独立していることが多いため、前の内容が判断できていなくても答えられることが多いんですね。

すると、「Ⅲ」のすぐ近くの「~、むしろ、思い切ってゆっくりした方がいい」というところから、「ゆっくり」の逆の言葉を入れれば良いことが分かります。したがって、Ⅲには「ウ」が入りそうです。

さらに、「Ⅱ」は、「とんでもない見当違いのことに力を入れる」となっていることから、まずい方向に話がいくようなことが入ればいいわけです。すると、アよりもエの方が、中身が適切であることになりそうです。

これで、一応「2」が答えだとしておきます。

あとは、検算をすれば良いでしょう。

 

問題59

並べ替え問題は、基本的に、「キーワード」の連続性や接続詞、指示語等をヒント判断すれば良いです。

たとえば、「エ」の「理由」というキーワードと、「イ」の「どうして私はこの研究テーマを選んだのか」というキーワードは繋がりがありますよね。これで、「エ→イ」の順序であることを確定させます。

すると、答えが5である可能性が濃厚ですから、これを検算してみます。

「イ→オ」は、「テーマを選んだのか」→「テーマ選択の理由」とキーワードがきちんとつながっています。

この要領でいけば、オ→ウ、ウ→アもつながりがみえるでしょう。

比較的解きやすい並び替え問題かなと思います。

 

問題60

語彙力勝負の問題です。

前後の文脈に最も近い意味の言葉を入れればよいだけの話なので、言葉の意味を知らないと解答するのはまず困難です。テクニックが通用しない分、ちょっと難しい問題でした。

 

一般知識等は、48・49・50・53・56・57・58・59・60の9問が勝負です。

ここから、7問くらい取るようなイメージです。