無料公開講座のお知らせ
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今週と来週は、基礎講座と上級講座。さらに、会社法集中講義が重なるので…ちょっと体力勝負になりそうです。
そうそう。合格講座を受講されている方からご相談を受けました。
民法は、問題演習を中心にやるとのことでしたが、優先順位はどのようになるでしょうか。というもの。
これについては、やはり過去問が最優先になるので
① 完成問題集の指定過去問
② 一問一答800
ここをマストでしっかりとこなして頂くと良いと思いますよ。
余裕があれば、ここに合格カード内の復習ドリルもやっておきましょう。民法は、問題ベースで知識を吸収すると効率がとても良いです。そのため、「過去問→一問一答→復習ドリル」という形でガンガン問題を読んでいくとよいと思います。(ある程度問題が読めるようになってくると、段々とテキストの読み込みの方にシフトしていくことになりますが、またそれはどこかのタイミングで書くと思います。)
参考までに。
それはさておき。
タイトルの件です。
講座で設定されている演習には、科目別答練と模擬試験の2つがあります。
さらに、科目別答練は、基礎編と応用編(本試験レベル)に分かれることが多いです。
(模擬試験は、常に本試験レベルで作問されることが多く、基礎問題のみで構成されているものは少ないです。)
基礎編は講義の復習の要素が強いため、ここでは除外しておきます。
(基礎編に設定される答練は、本試験に向けてというよりは、達成度チェックという側面が強いです。そのため、合格目標の年度が変わっても、問題自体があまり変わらないケースも多いんですね。)
科目別答練と模擬試験では、ちょっと質と目標が違うので、これには注意をする必要があります。
科目別答練は、当該科目の学習のペースメイクをするとともに、その力を最大級まで上げることが目的です。
最大級までというのがミソです。科目別答練の場合、当該科目で出題できる問題数が多いため、あまり重要ではない事項や細かい事項についても聞くことが出来てしまいます。したがって、問題のレベルが相対的に高くなります。
これに対して、模擬試験は、本試験と同様の総合問題にすることで、本試験の疑似体験をすることが目的です。
「本試験の疑似体験」というのがミソです。模擬試験では、本試験と同様に基礎問題から応用問題まで幅広く出題することになります。したがって、問題のレベルは「全体的としては」標準的かやや難しくなります。
実は、普段から過去問から離れない勉強をしていればしているほど、科目別答練の成績はやや低く出るケースが多いです。上記の通り、科目別答練では、明らかに過去問の出題のレベルを超える問題も出題されるからです。(これにより、当該科目の最大級の力を示しているわけです。ここまでやれたら、すごいぞ。というメッセージですね。)
それでは、科目別答練の成績があまり良くないという方が模擬試験を受けると、その成績も悪いかというと…実はそうでもありません。模擬試験のほうが、基礎から応用までバランスよく問題を設定してくれるため、基礎からきっちりと勉強している方であれば、きちんと得点できるように作られているからです。
そのため、科目別答練の結果は、ある程度復習をしたら、あまり気にせず前に進むべきです。
確かに、科目別答練の成績が高い人の方が、力は上です。しかし、それはあくまでも当該科目の最大級の力に差があるだけです。模擬試験のような総合問題になれば、その力の差は大きくは出ません。
(自分もどちらかというと、科目別答練だとB・C判定くらいになってしまいますが、模擬試験になるとA判定になることの方が多かったです。個々の科目の最大級の力は他の受験生に負けていても、総合力では上になるということです。)
本試験は、総合力の勝負です。科目別答練は、あくまでも当該科目の学習のペースメイクをするためだと割り切っていきましょう。解説講義等で指摘される重要問題が取れていれば、大丈夫です。他の問題は、総合力が要求される本試験においては不要だと考えてしまって差し支えありません。
なお、2月は11日(月・祝)の11:00~12:40の時間帯で、伊藤塾高田馬場校にてカウンセリング枠を設定しております。カウンセリングをご希望の方は、高田馬場校にお問合せください。よろしくお願いします。