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【お知らせ】

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② 行政書士試験 夏期・直前対策講座リリース!!

③ ビジネス実務法検定試験対策講座

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司法書士試験の超直前期です。

模擬試験も各校で行われており、最終調整に余念がない状況になっているかと思います。

 

この時期は、新しい知識を拾うこと以外は、基本的にどんなことをやっても大丈夫です。

逆に言えば、確実な正解はないので、誰が何をやっていても気にしないことです。

 

それでも、どうしても気になる。どうしようもなく不安になる。

それは、しょうがないことです。人間ですから。(あれ?どこかで…)

 

そこで、少しでも指針になればと思い、超直前期における学習の方向性について、少し書きたいと思います。

(行政書士試験の受験生の皆さま。4か月後に、同じようなことになりますので、今のうちに想定しておくと良いかもしれませんよ。)

 

超直前期における学習は、次の3つに収れんされます。

 

① メインテキスト・過去問の中で、出来ないもの(すぐ抜けてしまうもの)「のみ」を読み込む

② Aランク知識を「かっちり」と確認する

③ 記述式はなるべくコンスタントに解くand雛型の暗記

 

おそらく、メインテキストには、自分がどうしても覚えられないところや理解できないところにグルグル印がつけられていると思います。そこが、ご自身が1年間学習してきたにも関わらず、どうしても習得できない箇所です。

血のにじむような努力をしたにも関わらず、残ってきた部分です。ここの習得が、現在の自分の成績をさらに上げる可能性がある「上質で濃厚な部分」です。ここまで喰らい尽くせば絶対に択一は大丈夫。

 

勇気をもって、そこに集中をしましょう。というか、今から、全範囲の全テキスト・過去問を見直すことなど不可能です。

中途半端に終わるくらいなら、残された「濃厚な部分」だけに限定して勉強すべきです。ここの勇気を持てずに、中途半端に全てを読み返してしまった結果、自ら力を落としていく受験生が多いような気がします。

 

とはいえ、その中でも不安になるのが「Aランク知識」の抜け漏れです。

上記の部分に特化したせいで、Aランク知識が抜けてしまうのではないか。

これは確かに不安なことだし、そこが合否の分かれ目にもなってくると思います。そこで、Aランクの知識だけがまとまっているようなものを「丁寧に、かっちり」と仕上げておきましょう。

(試験の3週間前とか2週間前くらいが良いかもしれません。)

 

図表中心で、Aランク知識だけをしっかりとまとめてくれているのが

 

 

 

 

 

お馴染みの3300選です。

具体的には、右側の図表だけで構わないので、覚えていくわけでもなく、「目に入れていく」感じです。

今まで学習してきたAランクの知識ですから、基本的には「流し読み」ができるはずです。

流していく中で、抜け漏れがあれば、必ず「あれ?なんだっけこれ…」と目が留まるはずです。

ここは確実に潰していきます。

 

こうすることで、Aランク知識の抜け漏れを完全に防ぐことが出来ますし、何よりも「全般的に確認した教材がある」ということが精神的な安定を生み出します。超直前期は、この「濃厚な部分の確認」と「Aランク知識を仕上げること」のバランスを整えることが重要だと思います。

 

最後に、記述式です。

超直前期は、焦ってしまいどうしても雑に記述式の演習をしてしまいがちです。

しかし、(少なくとも合格レベルにいる方は)今まで練習に練習を重ねている方が多いと思います。

本試験で要求されるのは、正確な知識と正確な記載です。

この時期に雑に問題文を読んでしまうと、変な癖がついてしまい、読み飛ばしなどを誘発する危険性もあります。

また、雛型などの正確な記載がいつのまにか抜けてしまうということもあり得ます。

そのため、本試験と同様に、丁寧に問題文を読んで、丁寧に解答をする。これが何よりも重要だと思います。

 

あと1か月ちょっとですね。

本当に、大変な時期だと思います。

自分は、「もう本試験早く来てくれよ…もう身体と精神がもたねぇよ。いや…でも、ちょっと…もうちょっと詰めたいから来ないでくれ…。」というよく分からない心境になりました。

 

実は、行政書士試験のカウンセリングの経験から、上記のように、「早く本試験が来ないともたない。」という感覚と「いや…でももうちょっと待って。」という感覚が混在し始めると、合格する可能性が高いと思います。

今のご自身の感覚はいかがですか。もう楽にしてくれよ…と思われているなら、完全に合格ラインを超えていますよ。

大丈夫。あともう少し。なんとか持ち堪えてください。力を伸ばす必要はありません。そこで持ち堪えてください。

 

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