復習チェックシート~行政法①~ | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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今回から、行政書士試験の天王山。行政法に突入です。

行政法の攻略のポイントは、後日詳細を書こうと思いますが、おおむね次の2点を意識すれば大丈夫です。

 

① 過去問知識の習得(少なくとも、平成20年度以降の過去問の正答率は100%にする)

② 似た知識の総整理をする

 

行政法は、とにかく過去問知識が繰り返し出題されるので、テキストでざっと理解をしたら、早めに過去問に着手し、全て解けるようにしてしまうように訓練をしましょう。

(これだけで、本試験では19問中の10問前後が取れてしまう)

 

もっとも、過去問だけを繰り返し解いていると、似た知識が段々と混乱していきます。

行政法は、特に似た知識が多く、他の科目に比べて、とにかく混乱することが多いです。したがって、ある程度過去問を仕上げたら、似て非なる部分に焦点をあて、テキスト・問題に書き込みをして整理をしていくようにしてください。

 

いきなり全てをこなすことは出来ませんから、基礎力完成マスター段階では、過去問。

答練や実力完成マスター段階で知識整理。というように、分けられると良いと思います。

 

逆に言えば、基礎力完成マスター段階では、混乱が起きていても、あまり気にせず、適宜参照するくらいにとどめていても大丈夫だということです。

 

前置きが長くなりました。それでは、久々に復習チェックシート参ります。

 

Part1 行政法の一般的な法理論

Chapter1 行政法総論

Section1 行政法の基礎

□ 行政はどのように定義されるか。

 

□ 行政法は、一般的にどのように分類されるか。

 

Section2 行政上の法律関係

□ 行政と国民との法律関係は、どのようなものが想定されているか。

 → それぞれ、どのような法が適用されるのが原則となるか

 

□ 公法と私法の交錯について、次の各問いに答えよ。

 ① 現金出納の権限を有しない地方公共団体の長が借入金を受領した場合、どのような規定が適用されるか

 ② 公営住宅の利用関係について、原則として、どのような規定が適用されるか

 ③ 金銭の給付を目的とする国の権利及び国に対する権利については、会計法と民法のいずれが適用されるか

 ④ 国税滞納処分の差押えと、当該対象物を譲り受けた者との優劣は、どのように決するか

  → 農地買収の場合はどうか(H22-10-5)

  → 自作農創設特別措置法に基づくものはどうか(H22-10-1)

 ⑤ 地方議会議員の報酬請求権は、譲渡することができるか

 ⑥ 課税処分について、信義則の適用はあるか

 ⑦ 防火地域内における耐火構造の建築物外壁に関する建築基準法65条の規定と、民法234条の相隣関係の規定は、いずれが優先して適用されるか

 

※ 他にも過去問で出題された判例は、押さえること。詳しくは、H18-8、H22-10、H24-8、H25-10、H27-9を参照。

 

Section3 法律による行政の原理

□ 法律による行政の原理の具体的な内容を3つ答えよ。

□ 法律の留保について、通説的な見解を述べよ。

  →その上で、H21-8-1、H24-9-1を確認せよ

 

Section4 行政法の法源

□ ざっと読んでおけばよい

 

Chapter2 行政組織法等

Section1 行政主体と行政機関

□ 行政主体の定義を答えよ。

 

□ 特殊法人、独立行政法人の定義を答えよ。

 

□ 行政機関の定義・種類(それぞれの意義も)を答えよ。

 

□ 行政機関相互の関係において、矛盾した行動を取ることは可能か。

 

□ 行政庁について、次の各問いに答えよ。

 ① 意義(具体例も含めて)

 ② 意思決定の方法

 

□ 権限の代行について、次の各問いに答えよ。

 ① 権限の代行の種類を答えよ

 ② 権限は移転するか

 ③ 自己の名で行うか。顕名が必要か。

 ④ 受任機関への監督は可能か。

 

□ 上級行政庁の下級行政庁に対する指揮監督権の種類を5つ挙げよ。

 

Section2 国の行政機関

□ 内閣とは、どのような機関か。

 

□ 内閣府とは、どのような機関か。

 

□ 国の行政機関の組織は、どの法律に定められているか。

 → 省、委員会及び庁等についてはどうか

 

※ 最終的には、国家行政組織法の条文読み込み(14条まで)を行うこと。

※ 国家行政組織の図を見て覚えること

  → こちらからご確認ください

※ 2001年の中央省庁再編の概要も掴んでおくとよい

  → こちらからご確認ください

  

Section3 公物

□ 公物の定義を答えよ。

 

□ 公共用物と公用物とは何か。

 

□ 公共用物の成立要件と消滅要件を答えよ。

 

□ 公用物の成立要件と消滅要件を答えよ。

 

□ 公物の時効取得の可否について、判例の見解を答えよ。

 

□ 公物の使用関係について、その分類を答えよ。

 

□ 行政財産の目的外使用の許可については、当該財産の目的に鑑みて支障がない場合であっても、管理者はその許可を拒否することはできるか。 → H20-23-2参照

 

【検討すべき過去問】

H18-8

H22-10

H25-10

H27-9

H22-26

H24-43

H18-9

H21-9

H21-25

H25-25

H27-24

H20-23

H23-24

 

【800の該当ページ】

p78~89