質の高い問題演習の手法③~知識優位型編~ | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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前回の続きです。


質の高い問題演習とは、繰り返し問われているところをきちんと見極め、覚えるべきポイントをつかむことでした。


いちいちテキストにさかのぼり、そこに表れている現象としての問題を汎用性の高い抽象論へと落とし込んでいわけですから、なかなかこの作業は大変です。


しかも最初はやり方がよく分からないし…

ということで、コツをつかむにはどうすればよいでしょうかはてなマーク

ということになります!!


それには、まず知識優位型の問題から始めると良いと思います!


STEP1 同じテーマの問題を3~4問解く

まずは、現象が出ている問題にアタックします。

このときは、解説で答えをチェックするので構わないでしょう。


STEP2 テキストより、その問題の解答の根拠を探す

同じテーマの時ならば、当然重複する部分をマークもしくはチェックしていくことになります。結局その問題を解くための必要な知識はその程度しかないということになります。この時、問題集にはテキストの該当頁を書き込んでおきましょう。


STEP3 全ての問題をテキストを通して理論化する

テキストに沿って、抽象論へと落とし込んでいきます。

抽象論への落とし込み方は、

①原則→例外→再例外方式

②図表形式

フローチャート

④ツリー

⑤マトリックス

になります。

このいずれかで整理ができるはずですから、ご自分の好きな形でまとめると良いでしょう(というか、テキストにそっくりそのまま抽象論へと落とし込んくれている場合が多いですな)。


STEP4 まとめきれない枝葉の知識を見極めておく

STEP3で上手くはいらない知識ももちろんあります。

この時は、よく聞かれる内容なのか、それとも聞かれない内容なのか、ということを見極めておきます。過去問からの出題頻度で見極めることは容易です。

もしも、出題頻度が高い枝葉知識(判例などがこれに当たる)ならば、上記のまとめ表の脚注にしておきます。

出題頻度が高くないのであれば、それはCランクレベルの瑣末な知識ということになりますから、ひとまず放っておきましょう。無視です無視!!


ひとまず、これが総論になります。

今度はこれを具体的な問題でやってみることにしましょう。


そうそう、これを強制的に行わされるのが


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これになります。

左側の問題に対して、右側の抽象論を思い出せるようにする。

強制的に質の高い問題演習が行えますから、イメージをつかむにはオススメです。

というか、この民法に関しては絶対やっておいた方がいいでしょうね。


では、続きは次回ということで。


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