前回

嫉妬のメカニズムについて

詳しく書かせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

簡単におさらいすると

 

嫉妬というのは

自分が

『手に入れたい』

と思っているものを

他の誰かが持っているの見て

うらやましく思うことで

それを自ら手に入れることは

自分には難しいとあきらめることと

それでも手に入れたいという

矛盾した気持ちが生んだ

「自己中心的な感情」

というわけです。

 

 

 

この嫉妬というのは

汚いもの

嫌なもの

などとマイナスにとらえられがちですが

実はそうでもなくて

行動するきっかけや

前向きになるための

「力」にもできる

 

というお話でした。

 

 

 

 

今日は実際嫉妬をどう変化させれば

マイナスではなくプラスにできるのか?

というところをお話しますね。

 

 

 

 

そもそも

嫉妬の始まりは

「あこがれる」

というところからであり

『自分も手に入れたい』

『自分も同じようにしたい』

という純粋な望みが

心の中でネガティブに触れたことで

形を変えて

「卑しいもの」

自分で変化させたものです。

 

 

 

あこがれそのものは

決して卑しくもなく

むしろ

『あこがれている人に近づきたい』

『あこがれているものを身につけたい』

などという気持ちが

より一層やる気に繋がったりします。

 

 

この時点ですでにマイナスではなく

プラスの力が働いていますよね。

このままやる気を保つことができれば

自分が望むものを手に入れることも

夢物語ではないかもしれません。

 

 

しかし

あこがれたものにもよりますが

あこがれたものというのは

そう簡単に手に入らないことが多いです。

 

 

そうすると

手に入らないことにストレスを感じます。

ストレスは手に入らないということを

『自分の能力が足らないからだ』

『能力のない自分がダメなんだ』と

自分を落としていきます。

 

 

欲しいものが手に入らなかった

ということは

「自分は持っていない」

に繋がっていきます。

 

それは

“ない”ということに注視してしまい

『自分は何も持っていない』

と極論付けてしまいます。

 

 

 

 

まずは

「今の自分には何が“ある”のか」

を意識することだけでも

嫌な気分な嫉妬から離れることもできます。

 

また

「自分にしかないもの」

というものも必ずあるはずです。

自分しか持っていないものを

きちんと大事にするということが

嫌な気分の嫉妬を

良い刺激へと変えることができます。

 

自分が何かにあこがれたように

自分にしか持っていないものに

誰かがあこがれているかもしれません。

 

そして

「あこがれているもの」

「手に入れたいもの」

というのが自分に合うかどうかは

また別の話であって

実は手に入れてみたら

そんなに嬉しくなかった

ということもありうるわけです。

 

 

 

手に入れたいものを

手に入れるためには

どれだけの時間や労力が必要で

どれだけ大変なのかということを

きちんと把握した上で

『それだけ費やしても欲しい』

と思えるかどうかが大事だと思います。

 

 

そこまで考えて手に入れても

手に入れてみると

『こんなもんか・・・』

と落胆することもありますけど笑

 

 

 

 

『あの人みたいになるぞ!』

『あれを手に入れてやる!』

という強い気持ちを持続できれば

嫉妬は嫌なものに変化せず

自分のモチベーションを上げてくれる

「最高のスパイス」

となるのではないでしょうか。

 

 

 

 

あこがれているものを

手に入れようと努力することは

決して楽ではないと思います。

 

そこにはいくつも壁が立っていて

しんどいことにぶつかる度に

『自分には無理なんじゃないか』

『失敗したらどうしよう』

と怖くなったりします。

 

しんどくなるのも嫌だし

失敗して傷つくのも嫌なので

「手に入れることをあきらめる」

を選ぶようになります。

 

それは

嫉妬を嫌なものに変化させる材料になり

嫉妬する自分を見て

自分を嫌いになったりします。

 

 

 

 

嫉妬を良い状態で保つには

「あきらめないこと」ですが

それはそれで大変なので

 

何かにあこがれたり

手に入れたくなったりしたら

どうしたら手に入るかを

きちんと知ること

 

そして

『大変そうだからやめよう』

というような

「手に入れない」を選ぶ勇気も必要です。

あるいは

「途中でやめよう」という勇気も必要です。

 

 

 

つまり自分が

「どこまでがんばれるのか」

をきちんと知って判断することが

嫉妬をプラスの状態で維持するコツですね。

 

 

 

 

 

2日間にかけて

嫉妬について話をしてきましたが

少しでも嫉妬のイメージは変わりましたか?

 

 

嫉妬というのは

とても強いエネルギーを持っています。

恋愛関係で発生したりすると

とても大きなトラブルになることもあります。

それぐらい大きなエネルギーを持っているため

有効に使えれば

とても大きな力になってくれることでしょう。

 

 

 

 

鳥居剛志(ゴウ)

 

 

 

 

あこがれている人や物はありますか?

僕が今手に入れたいのは

「ディズニーのチケット」でしょうか笑

あなたが手に入れたいものや

あなたがあこがれているものを

「どうしたら手に入れられるのか」

それとも

「手に入れなくてもいいのか」

ということを一緒に整理してみませんか?

ご相談お待ちしています。

ご質問もお気軽にどうぞ。