ハイバイ「投げられやすい石」をみた。こまばアゴラ劇場。


とにかく、岩井さんと松井さんの演技に釘付けだった。


はじめに、松井さんが奇抜な格好で出てきて、諸注意から始まって、自然に本編に入るのだが、こんにちは、と言われたときからもう虜だった。

そして岩井さんの、鬼気迫る演技……ステキだった。



命とか、才能とか、生活とか、けっこう重いテーマを扱っているし、その状況も、決しておおっぴらに笑っていいものではないのだが、なんだか笑ってしまう。そしてやっぱり悲しくて、さびしくて泣けてしまう。
笑っていいのか、泣いていいのか、わからなくて、変な顔になる。


ひとの、あんなに微妙なところをみてしまってよかったのかなあ、という感じ。
そんなふうに思わせる演劇ってすごいと思う。


帰り道、「喝采」がぐるぐるまわる。
いい曲です。


なんとかしてみにいって、本当によかった。
葛河思潮社「浮標」をみた。神奈川芸術劇場大スタジオ。

間に10分の休憩が2回入って、3時間50分という大作。
でも、まったくあきることなく、舞台に、演技にひきつけられていた。



長塚圭史演出作品は、阿佐ヶ谷スパイダースを何作かみたが、留学から帰ってきてからの作品をみるのははじめてだった。

何かが変わったのかとかはわからないが、とにかくとてもよかった。

阿佐ヶ谷スパイダースの感じも好きだが、今回のは今までで一番よかった気がする。

三好十郎の戯曲で、日中戦争のころの話なので、戯曲としてはかなり古い。
言葉も、今はそういう言い方をしないような、せりふが続く。
でも、すべて心に響いてきた。
もともとの戯曲に、ものすごい力があるのはもちろんだが、演出と、演技で、それがよくわかって、受け入れることができる。


生きるということ、死ぬということ、愛するということ……、とても熱っぽく語られるせりふに、心が動かされっぱなしだった。



主役の田中哲司さんが、あれだけのせりふの量を、しかもあの状況で、あのテンションでしゃべり続けるのは、すごく大変だと思うのだが、だんだん疲れてきたみたいな気がするのも、この役で、最後にもっていくためには、やっぱりあれだけしゃべらなきゃいけないんだな、と思わせられた。
戯曲にかいてあるのはもちろんだか、それをあれだけせりふで、体で表現できているのはすばらしい。

大森南朋さん目当てでみにいったみたいなところもあるのだが、やっぱりステキだったし、他のキャストもみんなステキだった。

その場に出ていないキャストが、まわりで主人公を見守るような演出で、見守っているみんなの表情もよかったし、前から3列目でみられた私も、一緒に見守っているような気になった。

私もあそこで、みていた、すべてを。



評判がよかったので、当日券でみにいったのだが、行ってよかった。

最近、自分の舞台で忙しくて、あまり観劇ができなかったのだが、やっぱり演劇をみるのは楽しい、とあらためて思った。

もっといろいろ、みたい。
ちょっと遅いですが、あけましておめでとうございます

2011年最初の舞台のお知らせです!



夢知無恥ぷれぜんつ若手公演 おねがい鋼鉄ビンタ「Let’s ヨウソロ!」

作:開沼豊
演出:開沼豊、斉藤さん
出演:斉藤さん、森下和、渡辺敏彦、春馬ゆかり、沖田愛、まどか、ヨディ(以上おねがい鋼鉄ビンタ)、薬丸夏子、パッション屋良、伊奈稔勝、小山圭太、他


2011年1月14日(金)から16日(日)まで、小劇場 楽園(下北沢)にて上演。
小劇場 楽園 世田谷区北沢2-10-18藤和下北沢ハイタウンB棟 地下1F http://www.honda-geki.com/marakuen.html

開演時間は、14(金)19時、15(土)14時、19時、16(日)13時、17時。

チケット料金は、前売3000円、当日3500円(日時指定・自由席)です。


作、演出の豊さんは、元芸人で、出演者にも芸人さんがいますので、コントのような演劇ですが、壮大なストーリーです(笑)。


おもしろがりに来てください!



私に連絡いただければ、チケットをお取りします。


ご来場を心よりお待ちいたしております

詳細はこちら→http://onekouh.web.fc2.com/