バランタイン17年<3> | TOMO's BAR

バランタイン17年<3>

$TOMO's BAR去年末から、ボトル・デザインも変わりましたね。前は、こんな感じ。
※右図参照

現行のボトルは一昨日のブログを参照して下さい。
http://ameblo.jp/gott-dionysus/entry-10768166930.html

もっとも私が飲み始めた頃は、もっと古いボトル・デザインでしたが(苦笑)。

今回は、このボトルに張ってあるラベル・・・というか「バランタインの紋章」について、少しお話させていただきます。

$TOMO's BARこの格調高いラベルには、バランタインのウイスキーに対する想いが込められています。
真ん中の4分割された「盾」に御注目ください。

【左上】には、収穫したばかりの「大麦」が描かれています。
水に漬けることで発芽させ、頃合いを見計らって発芽を止める。そして、乾燥させ水分を取り除き、ピートを燃やした熱で乾燥させ、芳しいスモーキー・フレーバーをつけることを表現しています。

【右上】は、原野を走る「清流」です。
粉砕された麦芽は、清冽な仕込み水と混ざり合い、麦汁となる。これに酵母を加えて発酵し、さかんに泡立つ中で、アルコールと芳香成分が生まれ、ウイスキーの香味の骨格となる「ウォッシュ(もろみ)」が得られるのです。

【左下】は、「ポットスチル(蒸溜釜)」です。
ウォッシュはポットスチルで加熱され、水とアルコールの沸点の違いを利用し、アルコールと香味成分が取り出される。この蒸溜作業を2回繰り返すことで、無色透明な若いモルト・ウイスキーができるわけです。

そして【右下】には、「オーク樽」が描かれています。
若いウイスキーはこのオーク樽をゆりかごにして、長い年月をかけてその粗く、未熟な角をなめらかにしていく・・・そう、「熟成」をするのです。


この4っを見てみると、もうお分かりの通り「ウイスキーの製造過程」が描かれていたのです。
なんか、拘り(こだわり)を感じることができるラベルだと思いませんか(^^)?。