去年、映画館で見てハマって、ブログでも法廷遊戯のネタの記事ばっかり書いていましたが。


 

 



 

 



DVD買って、自分の部屋のプロジェクターで見ました。

DVDで改めて見ますと、杉咲花ちゃんの神演技を通り越して鬼演技がすごいな、と感じました。

最後の方で、それまで圧し殺していた感情が、堰を切ったようにだだ漏れになるのですが。

原作も読んでいるので、映画館で見た時にはわからなかった、無表情な場面での微妙な感情の揺らめきを感じました。

杉咲花ちゃんといえば、法廷遊戯の後で公開された映画の市子で、毎日映画コンクールの主演女優賞を受賞して、日本アカデミーの主演女優賞にもノミネートされたのですが、こちらは、おちょやんで共演して、最近アンメットでも共演している若葉竜也さんと共演作でもあるので、今度DVD借りて見たいと思いました。

それから、廉くんも、映画館で見た時とはまた雰囲気が違うように見えまして。

その後、厨房のありすと東京タワーも見たからだと思うんですが、厨房のありすの倖生とも、東京タワーの透とも似て非なるもの、と感じました。

特に厨房のありすの倖生とは、共通点が多い分、イメージも被るように感じていたのですが、DVDで改めて見返すと、清義は思っていた以上に闇が深かったんだな、と感じました。

原作には描かれているけれども、映画には出てこない情報の中で、養護施設に保護される以前の清義のことがありまして。

美鈴の方は逆に原作には描かれていなかったけれども、映画で描かれていまして、脚本家が原作者に逐一相談して脚本を書いたとのことなので、ここは監督のアイデアなんだろうけれども、原作者の了承を得ていると思われるので、原作者が描かなかった部分を敢えて映画で描いてみた、ということなんだと思います。

それはともかく、この映画では敢えて出されなかった清義の生い立ちについて、廉くんはストーリーには出てこない分、清義が背負っている闇として演技に反映させていたんだな、と感じました。

多分、廉くんはかなり原作を読み込んで役作りしているんだろうな、と原作を読んでからDVDを見て、感じました。

映画館で見る前に、原作を読んでいた人は、多分、映画を見た時点でそれを感じていたんだろうな、と思います。

それで、東京タワーの方も多分、原作を読み込んでいたんだろうな、と思いました。

ところで、東京タワーですが、最終回は見なかったんですが、ネタバレをネットで読みまして。

詩史さんは、離婚して透とも別れてパリに行った後、そこで前世で夫婦だった運命の男性(井浦新さん)と出会った、というその後を妄想してしまいました(^∀^;)

光る君へネタですが、道隆が亡くなる間際に貴子と出会った頃を回想する場面が美しくて素敵でしたので、つい(^∀^;)