放送から一週間ぐらい経ってしまったんですけれども、沖縄旅行中録画してあった厨房のありすの最終回を、昨日、やっと見ました(*´∀`)♪

↓の記事を上げてから1ヶ月間、色々と語りたいことはありましたが。
最終回を見た結論としては、ありすの実の両親とか倖生の父親を巡るミステリー要素は全く必要がなかったのではないかと思いました。

父親の大森南朋さんが実の父親で、実の母親が木村多江さんで、父親が結婚してありすが生まれた後でゲイを自覚してカミングアウトしたことが原因で離婚してしまった、という話で良かったんじゃないかと思いました。

廉くんというか倖生も、父親が片想いしていた相手の息子で、父親の教え子もしくはパートナーという設定でも、それはそれで良かったのではないかと思います。

このドラマのミソは、やっぱり自閉症の主人公が好きな科学の知識を応用した料理のお店を開業して、地域の色々な人々に見守られて、健気に生きている、ということで、そこをもっと丁寧に描いた方が良いドラマになったと思います。

特に倖生がありすに誠実に寄り添って支える姿がとても良かったですし、お父さんとありすの関係をもっともっと丁寧に描いて欲しかった、とも思いました。

現実問題としては、大学教授という職業は、自閉症の主人公を男手一つで育てるシングルファーザーとしては、現実味に欠ける設定だなと思いましたので、そこは在宅の仕事な設定の方がリアルだったんじゃないか?と思いました。

その辺りは、竹中直人さん主演で知的障害の娘を持つ父親を描いた映画

 がリアルだったと思います。


倖生がありすと恋愛関係になる過程は、ほほえましくて心暖まる展開ではあったのですが、親の立場としては、大森南朋さんのお父さんの戸惑いとか、あんまり前向きになれない気持ちの方が共感できました。


ありすは自閉症ではあっても知的障害はほとんどない高機能自閉症だからまだあり得ないとは言えなかったと思うのですが、知的障害だった場合、健常者の男性と恋愛関係になったと言われても、相手の男性を信用できない、というのが正直なところだと思います。


昔、聖者の行進というドラマ


 

 でも、知的障害の施設が舞台になっていまして、施設の責任者が利用者の女性に性的虐待をする、というくだりがありました。


また、昨年末にNHKで放送されていた


 

 



 

 というドラマでも、殺人事件のきっかけは、ろう学校の理事長が聴覚障がいの生徒に性的虐待を行っていたことだったりします。


現実にそういう事例を身近なところで見聞きしたことがある訳ではないのですが、痴漢やセクハラ、DVというような性犯罪は、健常者の女性でも被害を受けることが珍しくないという状況で、増して被害を訴えることができない知的障害がある女性(だけでなく男性でも)は余計に被害を受けやすいのではないか?と、懸念されると思います。


もし、厨房のありすにミステリー要素を盛り込むとすれば、デフヴォイスのように深刻ではないけれども、ありすが自閉症であることから、犯罪に巻き込まれてしまう、というような現実で起こっているような問題を盛り込んだ方が良かったんじゃないかな、と思いました。


LGBTの問題を盛り込むために、廉くんをありすの父親のパートナー役に配置するという案はあったかもしれませんが、ジャニーズの性加害問題を想起させることから、元彼の息子という設定になったのかもしれないですね。


ところで、最終回直前にこのドラマに出てきたお料理のレシピ本が発売されたというので、買いました❗️爆笑


 

 

ドラマの中では、お料理を作っているシーンはあんまりなくて、お料理を出してお客さんが食べてる場面が多かったですが、ビーフシチューとか角煮とか、気になっていたお料理のレシピがたくさん載ってました❗️(*゚∀゚*)


お料理本にしては、ドラマのシーン写真や出演者のインタビューのページが多かったんですが。


当然、廉くんのインタビューも載ってますラブラブラブ


廉くん推しの方マスト買いの本です(人´∀`)♪


ちなみに、息子に買ってあげた


 

 の方がレシピの割合が多くて、相葉くんの写真とかコメント少なめでした(^∀^;)