昨日、↓の記事で石ノ森章太郎先生が宇宙と繋がって情報をダウンロードして作品を描いていたと思われるということを書きました。
その例として「サイボーグ009」や「仮面ライダー」を取り上げましたが。

「サイボーグ009」の「海底ピラミッド編」 
 と「時空間漂流民編」

 にサンジェルマン伯爵という人物が登場します。


スピリチュアルと、その源流になったアメリカ発祥のニューエイジ思想において、サンジェルマン伯爵はセントジャーメインと呼ばれ、アセンテッドマスターの一人とされています。


「海底ピラミッド編」の巻末に、「サンジェルマン伯爵」と題して、石ノ森章太郎先生個人のサンジェルマン伯爵についての考察を纏めた短編マンガが収録されていますが。


去年の年末に刊行された吉野奏美さんの 

 でも、奏美さんがサンジェルマン伯爵とコンタクトした時の情報が描かれていました。


奏美さんの本によると、サンジェルマン伯爵というのは、18世紀のヨーロッパで彼が名乗っていた名前で、フランシス・ベーコンやウィリアム・シェイクスピアは、彼の前世だった、ということだそうです。


サンジェルマン伯爵の後は転生せずに、意識体として地球人とコンタクトして情報提供する形で地球に介入している、とのことなのですが。


石ノ森章太郎先生の考察では、彼は未来人ではないか?ということでしたが、奏美さんの情報から察するに、どうやら宇宙人というのが正解のようですね。


サンジェルマンは、フランス革命に介入するために、スペイン王妃とスペイン貴族の私生児として生まれ、フランス宮廷に入り込んだようですが、結局、ルイ16世とマリー・アントワネットの説得に失敗し、フランスはロベスピエールによる恐怖政治で国が崩壊し、その後ナポレオンによる統治が行われたものの、再び革命が起こって結局、第二次世界大戦が終結するまでの間、ほとんど混乱状態でした。


サンジェルマンの目的は、フランス国内が混乱状態になることを避けて、イギリスのように極力秩序を維持した状態で社会を民主化させることだったようですね。


宇宙人がそうやって地球の歴史に介入したのは、恐らく社会の混乱や無駄な争いを極力避けて、人間の文明や社会を発展させていこう、という目的だったのだと思われるのですが、サンジェルマンがフランス革命の混乱を極力最小限の規模に留めようとしたのは、その後のロシア革命や第一次世界大戦、第二次世界大戦の勃発を未然に防ぐためだったとも考えられますね。


フランス革命を止めることに失敗した後、彼が転生することをやめたのは、地球上で実体を持って活動することはあまりにも制約がありすぎて、目的を果たすことが困難になってしまったからだろうと思います。


それで、複数の人間に情報を提供する形で地球に介入することにしたんでしょうね。


石ノ森先生は、サンジェルマンとスウェーデンボルグを同一人物としていますが、同一人物ではなくて、サンジェルマンとして直接なのか、それと意識体としてなのか、いずれかの形でコンタクトしていただろうな、と思われます。


スウェーデンボルグについての詳細は、水木しげるさんの 

 で取り上げられています。


サンジェルマンとはちょっと違うのですが宇宙人というか高次元の存在が地球人に介入するという話は、「サイボーグ009」の「天使編」 

 でありまして。


石ノ森先生は、この構想を作品化することに心血を注いでおられたそうなんですけれども、情報量が膨大な上に複雑というか先生の処理能力を遥かに超えたものだったようで、「天使編」が中断されたばかりでなく、その延長線上で描かれた「神々との闘い編」 

  

 も連載していた「コミックCOM」の廃刊によって中断に追い込まれてしまい、とうとう未完のまま亡くなられました。


それで、ご長男の小野寺丈さんが構想ノートを小説化した 

 

 

 

 

 とそのコミック版 

 が刊行されています。


まあ、完結編も作品としてはちゃんとまとまっているものだし、ちゃんと宇宙の情報を伝えるものではあるのですけれども。


天使編と神々との闘い編も併せて読まないとわかり辛いな、とも思いました(;^ω^)


ブルース・モーエンレベル4講習の時にコンタクトしたETからの情報というか伝えられたイメージによると、「ザ・ディープ・スペース編」も宇宙の情報のヒントになるようなので、「サイボーグ009」の原作には、色々と宇宙や人間の世界について知るために参考になるあらゆる情報が網羅されていると思いますので、アニメ版しか知らない、という方は、ぜひ一度原作の方も読んでみてください(*´∀`*)