前回の龍馬暗殺についての記事もそうですが、今回は思いっきり陰謀論な話です。
私は、陰謀論者の主張を鵜呑みにするのは危険だと思ってはいますが、だからといって100%出鱈目だとも思っていません。

私の恩師の保江邦夫先生の

 という本にも書いてありますが、陰謀論者の情報は詐欺師の嘘と同じで、6割ぐらいまでは事実で、その事実で人を信用させて4割の嘘も事実だと思わせることが目的になっています。


で、陰謀論者の情報で過去の出来事についてはガチな事実だと思われますが、現在と未来についての情報は、何らかの意図をもって発信されているフェイクニュースではないかと思われます。


という訳で、清を麻薬漬けにして香港を植民地にし、利権を強奪しただけでは飽き足らず、日本を開国させて幕府を潰して軍国主義政府を作らせて第二次世界大戦で焦土に追いやった黒幕がイギリスのロスチャイルド家だという話は、ガチなんだろうと思います。


日露戦争の時の日英同盟にしても、日本にロシアを潰させることが目的でしたし、実際、日露戦争がロシア革命の引き金になったというかロマノフ家を滅亡に追いやりました。


というのは、1639年から1689年の清教徒革命と名誉革命によって、イギリスの主権は国王ではなく議会になり、アン女王の時代から「君臨すれども統治せず」という存在になっていましたので、大坂の陣の時にイングランドが家康公を支援したのは、女王エリザベス1世の意思によるものですが、幕末の時代はイギリスは産業革命によって既に資本家が中心となっていましたので、ヴィクトリア女王の意思によるものではありません。


「君臨すれども統治せず」と言えば聞こえは良いけれども、早い話が、イギリスはロスチャイルド家を中心とした資本家達による傀儡政権だったということですよね。


それから、明治政府の建前としては天皇はドイツ皇帝のように主権的存在と位置付けていたようですが、事実上は「君臨すれども統治せず」状態でしたし、特に昭和天皇は意識してそのスタンスであり続けていたということが 

 を読むとよくわかります。


まあ、大宝律令が制定された時点で既に天皇は「君臨すれども統治せず」で、実際に政権を握っていたのは藤原氏だったり、平清盛だったり源頼朝だったり北条氏だったり足利氏だったり織田信長だったり豊臣秀吉だったり徳川家だったりしたのが薩長の明治政府に変わっただけの話ですが。


日本人はそのことをよく知っていますので、昭和天皇に戦争責任がある筈ないし、英米もそのことはよく知っているですけれども。


日本人の癖に天皇は戦争責任を取れなんて言う共産主義者は阿呆だと思いますが、残念なことに現状では良心的な政治家は日本共産党にしかいないという( ノД`)…


話が横道に逸れましたので、本題に入りますが。


石ノ森章太郎先生の代表作「サイボーグ009」は、世界各国に兵器を売りつけて戦争を起こさせて金儲けして、世界を支配しようと目論んでいる軍需産業集団の黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)が、深海や宇宙空間など、人間が生存できない空間で戦闘を行うことを可能にすることを目的に、人体を機械に改造したサイボーグ兵器を開発するために、世界各国から人間を誘拐して改造したけれども、サイボーグ開発担当の科学者の一人、アイザック・ギルモア博士の裏切りにより、改造済みの9人のサイボーグ達はブラック・ゴーストの目論見を知ってしまい、ギルモア博士と共に脱走してブラック・ゴースト殲滅のために戦う、というストーリーです。


軍需産業のことが子どもにはわかりづらかったり、スポンサー絡みのしがらみもあって、単純に世界征服を企む悪の組織ショッカーという形に変えて、主人公もバッタの身体能力に改造されたサイボーグという頭身大の変身ヒーローに変換したのが、仮面ライダーだったりする訳ですが。


ショッカーの原形であり、サイボーグ009の敵組織のブラック・ゴーストのモデルは、ロスチャイルド家と世界最大の石油トラスト・ロックフェラー家、モルガン家などのアメリカ五大財閥であると考えられます。


まあ、理由はいちいち調べなくても、当時の世界情勢を振り返れば一目瞭然な訳です。


今の時代から見れば、よくこんな露骨に世界経済の闇を暴露した作品を世に出せたな、と思いますが、当時は所詮、子どもの娯楽だからと、政治家も目くじら立てなかったし、スポンサー企業も本や玩具など商品が売れればそれで良い、とスルーしていたということなんでしょうね(;^∀^)


もちろん、読者からの人気が落ちると連載も打ち切られますし、視聴率が落ちたり玩具の売り上げが下がったりすると、番組もテレビアニメも打ち切られる訳ですが。


少なくとも、009の連載に携わった出版社や仮面ライダーを制作した東映は、石ノ森章太郎先生の意図を理解した上で協力し、全力を挙げて良い作品を創ることだけに専念しました。


その結果、009も仮面ライダーも、時代を超えて国境をも超えて、子ども達はもちろん、大人までも魅了する金字塔となった訳ですが。


その結果、石ノ森先生の作品を通して、世界の実態に気づいた人も決して少なくないと思います。


龍馬暗殺の謎から、かなりマニアックな話になりましたが、石ノ森章太郎先生は宇宙と繋がって得た情報を基に作品を創っていたと思われる節がかなりありまして(もちろん、石ノ森先生の師である手塚治虫マンガ神も、ウルトラマンの生みの親の円谷英二監督も同様ですが)、その最たる代表作がサイボーグ009だったり、仮面ライダーだったりするんだろうな、と思った次第です。


この件については、まだまだお伝えしたい情報があるので、続きます。