先日、ロミロミの時にHeleneさんとヒュッレムのマンガ
についての話をしていて、Heleneさんによるとドラマとは全然ストーリーが違っていて、マンガではヒュッレムが密かに想いを寄せているイブラヒムは、ドラマでは不倶戴天の敵同士なんだそうです。

まあ、最新刊のストーリーだと、これから対立関係になっていくことを匂わせる感じになってました。

Heleneさんもおっしゃってましたが、史実は変えられないので、規定路線というのはどうしてもあるのですが、人によって解釈は違ってくるのでしょうね。

京都&三輪山に行った時に、たまたま出発の前日に書店で山岸涼子の「レベレーション」の4巻
を買ったので、リュックに入れたまま持って行ってしまって、電車の待ち時間に読んだのですが、このマンガに出てくるシャルル7世とリッシュモン元帥も、shinnoさんのブログとか小説で書かれているイメージとは全然違います。

主人公がジャンヌ・ダルクなので、どうしてもそういうイメージになってしまうのかな、と思いますし、シャルルさんの立場から見ると、ジャンヌの方もレベレーションとは違う印象になるのかもしれません。

それから、この4巻では、シャルル7世の戴冠によって神の声を聞くことができる聖少女ジャンヌの御威光がピークに達してしまって、勢いに翳りが出て来ます。

今後の展開がわかるだけに、ちょっと切なくなってしまうのですが。

この巻を読んでいて、何となく、ジャンヌとシャルル7世が日本の南北朝時代の楠木正成と後醍醐天皇と被るように感じました。

人間的には後醍醐天皇とシャルルさんは正反対なイメージですが、側近達が体面を気にして軍事的な戦略や戦術を軽んずるようになってきたことで形勢が逆転してしまい、ジャンヌと正成が命を落としてしまうという辺りが共通しているように感じました。

つい最近ハマってしまった
も、北条高時と後醍醐天皇の時代のストーリーなので、この時代の前世が刺激されてしまったのかもしれません(;・ω・)

ちなみに、鎌倉幕府が滅亡したのが1333年のことで、トマスさんが処刑されてから11年後のことですね。

後醍醐天皇が亡くなったのが、その6年後の1339年で、シャルルさんが生まれたのが1403年、戴冠式が行われたのが1429年7月29日だそうです。