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じゅげむのブログ

読書と日々の生活

のどが少し痛くなるだけで、どきっとする今日この頃です。

外に出かけなくなったのでほかの仕事がはかどるかと思えば、ついついネットゲームをしてしまい、夜更かしに……

なんとか生活を立て直して、健康に過ごしていきたいです。

 

三月に読んだ本。

 

『まいごのしにがみ』いとうみく(2020/2理論社)
しにがみに道をきかれた、小学生のぼく。このしにがみが、全然しにがみっぽくなくて、普通のおじさんみたいなので、ゆかい。しにがみは、ちゃんと目的の家に行くことができるのでしょうか。ラストもほっこりとあたたまるお話。

 

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『朔と新(さくとあき)』いとうみく(2020/2/4講談社)
朔と新という、名前が美しくて、とてもいい。話はシリアスで、視力を失った兄、朔に巻きこまれる(?)かたちでブラインドマラソンの伴走をつとめることになった新の話。
家族にも相性があって、理想的なかたちなどそうそうないという状況を描くのが、本当にうまい。責任を感じてる新も、達観しているように見える朔も、その底には一筋縄ではいかない思いがある。彼らの周辺の人物が個性的で、それに救われます。いとうさんのほかの作品の登場人物も出てきて、いやされました。

 

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コロナウイルスのせいか? 時間はあるのになかなかいろいろできていない今日このごろです。

テレビでよく見ているのは、「スカーレット」「麒麟がくる」「テセウスの船」「映像研には手を出すな!」

多くははそろそろ終わりますね。麒麟についてはまた考察したいです。

春、がんばっていきましょう。

 

1月に読んだ本。

 

『天を掃け』黒川裕子(2019/7/16講談社)

モンゴルで走ってた野生児が日本で挫折。しかし天体観測をする少年に出会う。
モンゴルに行ったことがあるので、導入部分から引きこまれた。天体観測についても全力の描写がしてあって手抜きがない。それは登場人物たちもそうで、だれもが全力で手抜きがない。表現がみずみずしい。空を、宇宙を見ることがこんなにもエキサイティングなものとは。

 

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『ヤイレスーホ』菅野雪虫(2018/6/26講談社)

アイヌ神話をベースにしたファンタジー『チポロ』の続編。『チポロ』を読んでなくても楽しめる。親を失い復讐を望む少女ランペシカが頼った魔物ヤイレスーホは、かつて自分が傷つけた少女(今は大人)イレシュのもとへランペシカを連れていく。
そこに住むイレシュもチポロもマヒトも、完璧な人間ではない。迷い、悩み、それでも最善をつくそうと考える。
「正しい方じゃない。結局やりたい方を選ぶんだ、人間は」
 表紙裏にもあるこのことばが、強く心に残る。
昔話のめでたしめでたしのその後という感じのつくりも、好き。

 

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『呉書三国志』斉藤洋(2019/3/26講談社)
呉の孫堅孫策孫権を主人公とした三国志。呉にしぼったことでわかりやすく読める。孫堅と孫策はとにかく豪快。孫策の占いぎらいも筋を通して描かれていて、なるほどと感じた。呉の人々を身近に感じる。多くの人が好きだと思われる赤壁の戦いについてはほとんど描かれておりません。

 

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また朝ドラの話題ですが……

ヒロインが離婚する展開は、つらいのですが、それを描いているのがすごいです。

人生はめでたしで終わらないから……そしてなぜだか力がわいてくるのもうまいな、といつも思ってます。

 

アカデミー賞『パラサイト』

あまり好みではなかったので感想は書きませんでしたが(『万引き家族』の方が好き)、しかし、ストーリー展開は引きこまれました。オスカーおめでとうございます。

 

1月に読んだ本。

 

『ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか(汐文社)
 町の象徴的な山、だんご山にテーマパークをつくるという開発の手がのびてきた。賛否の意見がわかれる中、先生の提案でクラスの子たちは山に登る。未来を考えて意見を発展させていくこどもたちが頼もしい。だんご山にまつわる昔話もユニークで楽しめた。