こんにちは。

福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。


先日、原人権講座に参加し、九州初の公立夜間中学校として、2022年福岡市早良区に開校した「福岡きぼう中学校」の内田久徳・校長先生から、現状と課題をお聞きしました。
福岡きぼう中学校は、福岡市に住民登録がある方で、色々な理由で中学校を卒業できなかった方や、不登校などで中学校の授業を十分に受けることができなかった人が、入学できます。
現在は、10代7名、20代9名、30代11名、40代7名、50代2名、60代2名、70代以上7名の計45名が学んでいます。
生徒の入学理由も様々で
・高齢者は、読み書きができず苦労したので学びたい
・外国にルーツを持つ生徒は2割程度で、日本語が十分でないから
・10〜30代の方は不登校だった方が多い傾向にあり、未経験部分を体験したい
などだそうです。
学校の特徴は、自分の希望で所属する学年、進級、卒業が可能で、最大で6年間在籍できます。
年齢や国籍もさまざまで学ぶ意欲が高く、一人ひとりの生徒に合わせた柔軟な教育が行われています。
関東や関西の公立夜間中学校は、外国にルーツを持つ方が8割となっているようですが、福岡市の場合は、今後も不登校経験の方が増えるのではないか、それに対応し、新しく福岡市にできる学びの多様化学校(不登校特例校)とも連携していきたい、とのことでした。
学びの多様化が進み、さまざまな立場の方にも教育の機会が与えられる夜間中学校をこれからも応援していきたいと思います!

福岡きぼう中学校
https://sites.google.com/fuku-c.ed.jp/fukuokakibou/