こんにちは。
福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。

福岡県は、2023年3月に、手話が言語であるという認識の下、ろう者が手話を使い日常生活や社会生活を安心して営むことができる社会の実現に寄与するため「福岡県手話言語条例」を制定、4月1日施行されました。

記念講演会では、条例の概要説明の後、デフリンピック自転車競技日本代表の早瀬憲太郎氏より「目指した夢の向こう側〜ろう者の誇りとアイデンティティ〜」と題して、講演がありました。
私は恥ずかしながら、手話といえば、例えば、知事が会見される際などの手話通訳を想像していましたが、ろう当事者である早瀬さんの手話は、まさに手話が言語であるを体感させる身体全体を使った表現豊かなもので、まさに、コミュニケーションそのものでした。
まず、その点に感銘を受け、お話しの内容も本当に素晴らしく、笑いあり、涙あり、あっという間の時間でした。
聞こえる人も、聞こえない人も、お互いに理解しあい、認め合うことが必要です。

聴覚特別支援学校に通う保護者の方とも、意見交換させていただきました。
子どもたちを取り巻く支援には、様々な支援がありますが、私が感じていたのは、当事者の視点が抜けた冷たいものが多いな、と感じていました。
今回、手話言語条例ができ、だから、やる、というものではなく、子どもたちが豊かな生活を送れるための豊かな手話の普及を目指したい、と感じました。

★福岡県手話言語条例