こんにちは。
福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。

本日午後一般質問をしました。
テーマは「教員の働き方改革について」で、先生方から意見を聞き、これは課題だと感じた、予備時数の削減などについて、質問しました。

文部科学省が告示する学習指導要領で定められた、公立の小学校・中学校が年間に行う授業時間数、つまり標準授業時数について、ことし4月、文科省は「令和4年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査」の結果を公表しました。
それによると、小学校5年生、中学校2年生の1年間の総授業時数が全国平均でそれぞれ、1,059.9単位時間、1,058.5単位時間と、国が設定している標準授業時数1,015単位時間よりも、40単位時間以上多く、さらに、計画の段階では、平均して約60単位時間も多く設定されている現状が明らかになりました。
文科省は、こういった現状に対し、「災害や流行性疾患による学級閉鎖等の不測の事態に備えることのみを過剰に意識して標準授業時数を大幅に上回って教育課程を編成する必要はない」ことや「学校における働き方改革にも配慮した対応を検討することが重要」と考え方を示しています。
教育課程編成の際には、各学校が、台風やインフルエンザなど不測の事態が起こって数日授業ができなくても授業時数が確保できるよう、年度当初に、標準時数を上回って予備の時数を設けます。
コロナ禍で学校が長期休業となった年も1年間で教育課程が終わりましたし、GIGAスクール構想の1人1台端末の配備もあり、休校になってもオンライン授業ができるようにもなりました。
こういったことから、熊本市では予備時数削減を時間数で明確に打ち出し、実際に予備時数が削減され、成果がでています。
小学校の採用試験の倍率が1.3と低い本県が教員志望の若者に選ばれるためには、教員の多忙化解消に向けた県教委の本気度が足りないと感じています。
予備時数削減や業務軽減など、現場の教員が改善の効果を実感できる、より一層の取組を、お願いしました。

●一般質問の全文・答弁はこちらから



また、今日私の傍聴に友人が来てくれ、初めて親子傍聴席を利用しました。
子どもの声が聞こえてきましたが、本来の傍聴席ならば退出せねばならないため、親子傍聴席があることで周りを気にせず傍聴できました。
親子傍聴席は、バルーン🎈が飾られていて、かわいくなっていました✨
香原議長と一緒に写真を撮りました!
ぜひ子育て世代の皆さんにも傍聴に来ていただき、県政を身近に感じてほしいです!