こんにちは。福岡県議会議員・後藤香織です。

 

2022年9月7日、福岡市内の日本語学校で鎖や南京錠で留学生を拘束し、人権を侵害したとして、出入国在留管理庁は、日本語教育機関として認める告示を抹消するという事案が起きました。

 

全国で初めてのこの処分が、福岡で起きたこと、この日本語学校は県が認可をした各種学校であり、県には大きな責任があると考えます。

 

さらには、日本を、そして福岡を選んだ留学生が、本来の目的のとおり、しっかりと学ぶことのできる環境を整備していくことが重要であり、専修学校・各種学校における留学生支援のための学校の体制等について、2日間に渡って、知事と執行部の姿勢を質しました。

西日本新聞10/13朝刊に質問の内容が掲載されました。

 

(後藤)知事は、学校への閉鎖命令、学校法人への解散命令権など、極めて重い権限を有しており、専修学校や各種学校などの私立学校や学校法人に対して、さらにいえば、それらの学校に通う在校生に対して、知事がどのような姿勢で臨むのか、が問われている。そこで、この日本語学校に対し、行政指導としての実地調査などの調査はしないのか、また、それ以上の強い指導等の実施についての考えはないか、知事の考えを聞く。

 

(知事)県では、改めて報告内容の事実確認を行うため、事案が発生した現場の状況、学校長や事案の現場に居合わせた教員からの聞き取りなど実地調査を行うこととする。併せて、再発防止策として同校から示されていたコンプライアンス研修や学生指導の見直しの実施状況について、確認する。実地調査の結果を踏まえ、必要に応じて、更なる行政指導を行ってまいる。

 

(後藤)このような事案を二度と起こさないためには、留学生を受け入れている専修学校・各種学校に対し、今後、問題事案、法令違反等や、受入れに関する非適正校が発生しないような取組の強化が必要。具体的にどのように福岡出入国在留管理局と連携強化をはかるのか、他県の事例にもあるような地方入国管理局と合同での実地調査、関係機関などとの連絡協議会の設置など、を行うのか、その具体的な連携方法は?

 

(知事)「福岡県外国人材受入対策協議会」を活用し、留学生を受け入れる学校等の情報や課題を共有する部会の設置を含め、連携強化を図っていく。

 

私自身、前職で留学生支援を担当していたこともあり、留学生に対する教育・環境整備について、強い思いがあります。

これからも、真の多文化共生社会の実現に向けて、しっかり取り組んでまいります。

 

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