こんにちは、福岡県議会議員・後藤香織です。

 

福岡県議会9月定例会・一般質問の2日目である9月21日、私は午前中に登壇をしました。

 

 

質問は下記になります。

 

女性の健康について

女性は、生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、その影響で、男性よりも、心と体に大きな変化が生じます。年代によって注意したい症状や病気も異なり、仕事、結婚、育児などのライフイベントも多岐にわたることから、各ライフステージの特徴に応じた健康づくりが必要となります。

 

その上、政治の分野において、男性が多くを占めてきたことから、女性の性と生殖に関する健康と権利、いわゆるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツに関する施策は、諸外国と比べても、遅れている状況にあり、女性特有のものと思われている症状や病気などへの支援は、社会でなかなか理解が得られていないのが現状です。

 

今回は、この中から未だ支援が行き届いていない更年期障害に関して、男女ともに3割近くが日常生活に支障をきたしているにも関わらず、症状があったとしても医療機関を受診しない方が約8~9割をしめていることから、更年期障害に関する周知・啓発について聞きました。

 

今後は、HPや啓発ツールなどによって周知啓発を行うとのことです。

早めに受診して頂き、症状のやわらぐきっかけになればと思います。

 

●森林の無断伐採対策について

近年は、ウッドショックによる木材価格の高騰、木材需要の高まりにより、森林の伐採が増加する中、境界の確認不足等による無断伐採や無届伐採といった事案が全国でも増加傾向にあります。

 

伐採届を出さずに伐採する「無届伐採」や間違ってうっかり伐ってしまった「誤伐」は窃盗には該当せず、犯罪にならないということは、私は非常に大きな問題ではないかと思っています。

 

国では、この対策として、本年 4 月に伐採届の改正を行っています。また、全国で約3割を占める所有者不明森林や、所有者の意欲低下、所有者が県外にいるなどで管理が放棄されている森林では、無断伐採が行われたことさえも、気づきにくくなります。

 

九州の多くの人工林が利用に適した時期を迎え、森林の無断伐採の被害が広がる中、特に被害の大きい宮崎県では、南九州4県と連携するなど、無断伐採の未然防止策を行っています。

 

九州の他県がこういった取組強化を始めた中で、本県の監視体制に不備があれば、いつ本県の森林に県境を越えて、盗伐目的の無断伐採が増加してもおかしくない状況だと危惧し、無断伐採の未然防止対策等について、聞きました。

 

県では、無断伐採を早期に発見できるよう、市町村が地図上で届出の有無を確認できるシステムを、昨年度から運用しており、さらに国が伐採された場所が衛星画像で確認できるシステムを開発し、今年6月から運用を開始しました。

 

これらにより、所有者不明森林などの無断伐採の抑止と効果的な取締りが可能となることから、県では、伐採が本格化する10月以降、定期的に県内の伐採状況をこのシステムで確認し、その情報を市町村とも共有することで、県境を越えた無断伐採の早期発見につなげるとのこと。

 

また、九州各県と無断伐採の事案や対策について、定期的に情報共有を行うなど、九州各県との連携を図りながら、監視を強化する。

 

今後、県のホームページやパンフレットにより、今回の法改正も併せ、森林所有者等に制度の周知を図っていく、とのことでした。

 

私の質問と県の答弁の全文は、私のホームページで公開しています。

ぜひご覧ください。