こんにちは。福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。


参議院議員選挙も終わり、博多祇園山笠で賑わう福岡市ですが、オミクロン株BA5の影響もあり、コロナの陽性者が急増しています。


福岡県でも、7月6日に再び「福岡コロナ警報」を発令し、感染防止対策の確認、徹底をお願いしています。


学校現場でも陽性者が出ていますが、学級閉鎖も取扱いが変更となっています。


そんな中、最近よく耳にするのが「早く5類にしてほしい」という声です。
 

このことについては、私が6月定例会の代表質問で、新型コロナの感染症法上の取扱いに関する知事の認識を聞きました。

服部知事が4月26日の全国知事会で「「2類相当」か「5類」かの二択ではなく、例えば予防接種法上のA類疾病に位置付け、公費負担のもとで、一定の年齢層については定期的な予防接種を勧奨するなど、新たな在り方を検討していく必要があるのではないか」と発言したことにより、「感染症法上の位置づけ、公費負担のあり方について検討すること」が全国知事会の緊急提言に盛り込まれ、国に提案されています。


仮に「5類」に変更されると・・・。


・医療費のうち、PCR検査にかかる自己負担分だけでも、3割負担であれば約3000円が発生。
・新たに承認された治療薬を使用すれば、高額な負担が生じる。
こういったことで、県民の皆様が、必要な検査や治療を経済的側面からためらうことで、重症化や感染拡大を引き起こすようなことがあってはならない。


他方、ワクチン接種については、風疹やポリオと同様に、予防接種法におけるA類疾病に位置づけ、公費負担の下で、一定の年齢層に対し、接種を勧奨する制度とすることも考えられることから、
単純に「2類相当」か「5類」かの二択ではなく、こうした制度など幅広い観点から、新たな仕組を国に検討していただきたいとの考えです。


私もこの考えに賛同します。


本日の全国知事会でも、単にワクチン4回目接種を、という話だけではなく
 

・飲食店に対する対策がデルタ株の時と変わっていない。これまでもお願いしてきたが、オミクロン株に対する行動制限のあり方を示すとともに、学校や福祉施設などにおいて、感染拡大を防ぎながら、社会機能を維持していくための対策を国に示してほしい
 

・レベル分類について、昨年11月に考え方が示されたまま、見直しが行われておらず、オミクロン株の特性を踏まえ、新たに明確な基準を示してほしい
 

といった議論がなされています。
 

確実にフェーズが変わってきており、新たな基準・方向性を国が示す時期に来ていると思います。

※写真は、私が選挙中癒された、県議会棟にいるカモ🦆の親子です。
気合いを入れるために髪をバッサリ切りました。