こんにちは。

福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。

昨日の私たち会派の代表質問では「教育機会確保法に基づく不登校児童生徒への支援の拡充について」も質問しました。

福岡県内の小中学校の不登校児童生徒は
2017年度 5,476人
2018年度 7,215人
2019年度 8,595人
と増加しており、1,000人あたりの不登校児童生徒の数は21.2人と全国の18.8人を上回っています。

不登校の子どもたちには、公的な機関では教育支援センター、民間ではフリースクールなどが、学校外での学ぶ場を提供しています。

福岡県でも、県の取組として、福岡県立大学「不登校・ひきこもりサポートセンター」で、不登校やひきこもりに悩む子どもたちの将来の社会的自立を目標にした、専門的な支援を行っています。

また、フリースクールには、全国で先駆け、平成19年度から経費の一部を助成をするなどしています。

しかしながら、福岡県の不登校児童生徒の実態を見ると、全国と比較して、学校外(フリースクールなど)で支援を受けている割合が低いこと、また、支援を学校内外どちらからも受けていない不登校児童生徒が2〜3割いることがわかっています。

こういったことから、私たちの会派は代表質問で、不登校児童生徒の学びの場を確保するための関係機関との連携強化について教育長を質しました。

県教育委員会は、今年度から自治体のモデル校やフリースクールなどの関係者で「ネットワーク会議」を設置し、社会的自立や不登校の未然防止へ取り組んでいくことのことでした。

ぜひ今後は、フリースクールなど不登校児童生徒の支援などを行っている団体などと、それぞれが抱えている問題点、うまくいった対応策など、情報を分析・整理し、不登校児童生徒に対する今後の取組に生かしてもらいたいと思います。

私の事務所にインターンに来ている大学生3人とも、不登校について一緒に勉強しています。

福岡県立大学の不登校・ひきこもりサポートセンターを見学したり、NPO法人みんなの学び館の Chiemi Fukunaga さんと一緒に勉強会を行いました。

全ての子どもたちに多様な学びの機会が保証され、安心して教育が受けられる環境づくりにこれからも取り組んでいきたいと思います。