こんにちは。

福岡市早良区選出の福岡県議会議員 後藤香織です。

2020年9月定例会にて

「特定妊婦に対する支援について」

「県立3大学の教育環境の整備について」

質問をしました。


①「特定妊婦に対する支援について」

2009年児童福祉法が改正され、第6条の3第5項において初めて、特定妊婦について定義がされて以降、国でも特定妊婦に対する支援の必要性が訴えられてきましたが、その支援については未だ十分とはいえません。

福岡県内においても同様であり、特定妊婦に関わる現場は、その支援の必要性を感じているものの、制度が十分でないというお声を頂き、今回質問をしました。

妊娠を把握することができる産婦人科といった医療機関や市町村が連携し、いち早く特定妊婦を見つけ、支援をする体制について確認した上で、特定妊婦が長期間滞在し、専門性の高い支援を受けることができる施設や制度の創設を知事に要望をしました。

なお、福岡県議会において、特定妊婦に対する支援については初めての質問でした。

少しでも前進するよう、今後も引き続き取り組みます。


➁「県立3大学の教育環境の整備について」

今月、福岡県立大学で女子学生4人にセクハラ行為をしたとして50代の男性教授が停職1カ月の懲戒処分となりました。

そもそも大学においては、セクハラは表面化しにくいことが問題視されており、福岡県立大学においても今回の事案が法人化して初めて行われた処分とのことです。

このことについて、セクハラが発生したこと、また停職1カ月は短いのではないかと知事の認識を問いました。私はこのような処分自体が、世間からセクハラに対する甘い姿勢の表れだと受け取られかねず、またその処分内容は今後の先例となるなど、様々な問題を生み出すものだと考えます。

知事からは、発生については、決して許されないものであり、再発防止を徹底すべきとした一方、停職1カ月は適正に審査が行われたとの認識とのことでした。

また、今後の防止策については、教職員への研修や学内での学生アンケート調査の実施、相談窓口の周知徹底を行うとのことで、私からはアカデミックハラスメントも含めたハラスメント対策室を設置するなどより一層の取組を要望しました。

他に、県立三大学(九州歯科大学、福岡女子大学、福岡県立大学)のコロナ禍でのオンライン授業の状況なども質問しました。

ホームページにて全文掲載して、ご報告させていただきます。

今回の質問にあたり、視察等ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。