福岡県議会2月定例会が閉会しました。

議会最終日の3/27には、過去最大となる総額1兆8517億円の2020年度一般会計当初予算案など計60議案が可決。

この予算の中で、私が1年間一般質問等で県の担当課とやり取りしながら思いを伝えてきたことが2つ新しく予算化されていて、とてもうれしく思いました。

1つ目は、9月定例会の一般質問では、保育士の待遇改善を求めました。

 

その中で、保育士の離職率が高いことを挙げ、担当課とは、友人の保育士が出産後に正社員を辞めるよう迫られているような実態が未だあることをお伝えしていました。

 

これまでもコンサルティングの派遣など離職防止の取り組みはしていたものの、希望する園が対象であり、離職率の高い園に直接アプローチしないと意味がないのではないかという課題を話していたところ、今年度予算では、保育の職場環境改善に向けた実態調査が新しく事業になり、その結果をもとにセミナーやコンサルティングを行うことになりました。

2つ目は、9月定例会の決算特別委員会で大学等の新卒学生の就職支援のあり方について、3年以内の早期離職者が3割となっており、2018年度卒でも5,400人余りが3年後までに離職をするだろうという現状を示しました。

 

その3年以内の離職率3割対策として、就職後の若者のフォローアップ事業が新規事業になりました。

若者就職支援センターを通じて、就職した若者に対する就職後の状況確認や個別相談をする、若手社員やその上司に対してコミュニケーション向上研修を行うなどです。

 

仕方なく離職する場合もあるので、そういったミスマッチを防ぐまたはミスマッチが起きた場合には早く解消して次につなぐ取り組みも踏まえています。

先日の予算特別委員会では、4月から育休明けで復帰する方が育休延長をする場合にそのお子さんが内定した保育所を退園とならないよう柔軟な対応をするよう市町村への周知を求めました。

こちらも、古賀市、福岡市が育休延長を認め、退園とならない柔軟な措置を決めました。

・古賀市→https://www.city.koga.fukuoka.jp/uploads/source/master/2020324hukusyokukigenencho%20(1).pdf

・福岡市→https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/hoiku/child/korona.html

県議会議員として1年間の議会を終えました。

次の6月議会からは2年目になります。

それまでしっかりと皆さんの声を聞き、勉強してこれからも皆さんの声を届けていけるように頑張ります!

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