2019.12.21

父 三笘好明が息を引き取りました。

68歳、食道ガン。

安らかとはいえない最期でした。

4月の選挙の際には日田から応援に来てくれて、選挙期間中はずっと事務所で支えてくれました。

その時は元気でしたが、その後5月中旬から食べ物が喉を通らなくなり、おかしいと受診したところ、食道ガンが見つかりました。

すでにステージ4の末期で、1〜2年だろうと医者から宣告がありました。

食事が取れずみるみる痩せていき、手術もできないとのことで、入・退院を繰り返し、7ヶ月間、病気と闘ってきました。

私が最後にあったのは、2週間前。

自宅で介護ベッドに横たわり、訪問看護師さんに家に来てもらう生活で、きついはずなのに、私が来た時は無理にでも起き上がって、弱いところを見せたがらない父でした。

その1週間後くらいから、全身を痛がるようになり、20日に入院しました。

21日、昼間、今夜を乗り切れるかどうかが問題だ、と周囲に話しをしていたそうです。

自分の死期を父なりに感じていたのかもしれません。

夜、母からもう無理かもしれないと電話があり、急いで帰って、病院で見る父は、普段の温厚で笑顔の父とは別人で、幻覚を見ているかのように苦しんでいました。

「お父さん、香織だよ」と言うと一瞬正気になり、私の方を見て「香織か」とたった一言、言いました。

その後は、まるで私が来るのを待っていたかのように、急に逝ってしまいました。

ガンと、死の恐怖と必死で闘った父の壮絶な最期でした。
私たち家族は、本人の意向を尊重して治療を進めてきたつもりでしたが、本当にこれでよかったのかな、やり残したことがたくさんあっただろうな、と思うと後悔が残ります。

ただ、今は父が痛み、苦しみからようやく解放され、楽になり、大好きなお酒を飲んで笑っている姿を思い描いています。

お父さん、最期まで頑張ったよね、お疲れさま。

ゆっくり休んでね。

そして、これからも私たちを見守っていて下さい。

私に命を与えてくれてありがとう。

私は父が応援してくれた想いを胸に、これからも政治家として福岡県民のために頑張ります。

通夜、葬儀にご参列頂きました皆さま、また生前、父がお世話になった皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

父が大変お世話になりました。

ありがとうございました。