「後藤 仁 絵本原画展」 ギャラリートーク・絵本朗読会
(ちいさな駅美術館、和歌山県有田川町 JR藤並駅)
2015年5月10日(日)に、ちいさな駅美術館(和歌山県有田川町 JR藤並駅構内)で「後藤 仁 ギャラリートーク・絵本朗読会・サイン会」を開催いたしました。当日は久しぶりに再会する親類や中学・高校の恩師をはじめ、定員を超える40名近い絵本ファンの方々で会場はいっぱいでした。誠に有難い限りです。
まず私が演題「絵本に出てくる動物たち」と称して、絵本『ながいかみのむすめチャンファメイ』(福音館書店)に登場する11種類の動物と、絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)に登場する13種類の動物について解説しました。特に「チャンファメイ」のブタと、「犬になった王子」の犬については詳細に話しました。イベント当日は子供さんも多いだろうと想定して、あまり難しい話はせずに、子供さんでも楽しめる動物の話だけにしぼりました。実際はやはり私の展覧会来場者は年齢層が高くて、ほとんどが大人でしたが、大人まで楽しめる絵本というものは少ないので、それもまた良いのではないかと考えています。大人が本当に良いと感じたものは、必ず子供達にも伝わっていくものです。
私の30分ばかりのギャラリートークの後、絵本朗読家の おおこしきょうこ さんによる絵本朗読をしていただきました。2作品で1時間ばかりの長い朗読ですが、子供さん方も静かに聴き入っていました。おおこし さんの絵本朗読は、大人向けの本の朗読で鍛えた説得力のある朗読です。途中の歌遊びも楽しいものでした。ここには彼女の幼稚園勤務時代の技が活きていました。
その後、サイン会では知人や初めてお会いする多くの方々が拙作絵本を手に取って下さり、一枚一枚丁寧にサインを入れていきました。感謝・感謝です。<(_ _)>
展覧会は現在、後期展示で絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)の全原画26点を展示中です。会期は5月31日(日)までです。お近くの方はこの機会に、ぜひお越し下さい。
イベントの後、ちいさな駅美術館の方に案内されて、有田川町周辺の見どころを取材しました。その後、兵庫県に移動して一週間の取材旅行をしましたが、それらの模様は次回お話しいたしましょう・・・。
日本画家・絵本画家 後藤 仁
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ちいさな駅美術館 公式ホームページ
http://www.town.aridagawa.lg.jp/library/ponte.html
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「後藤 仁 絵本原画展」 受付
「後藤 仁 絵本原画展」 ギャラリートーク 動画 〈前編〉
(動画は2本続いています。機材の不具合でピントがあっていない部分がありますが、ご了承下さい。)
「後藤 仁 絵本原画展」 ギャラリートーク 動画 〈後編〉
(動画は2本続いています。機材の不具合でピントがあっていない部分がありますが、ご了承下さい。)
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