日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -233ページ目

女王の住む家

寝ているところを、妻に叩き起こされた。

「ちょっと。灯油、入れてよ」

一瞬、何の事かわからずに、俺は頭だけ枕から起こして、妻を見つめた。

すぐに起き上がれず、ひと呼吸置いて、ようやく布団から這い出した。

もたついている俺に、妻がすかさず、言った。

「こんな夜中に、私が外に出ろと言う訳」

灯油は物置にしまってあり、外に出なければならないのだった。

寝ている俺をわざわざ起こすくらいなら、今夜だけはエアコンの暖房でいいじゃないか。

そう思ったが、口には出さなかった。

光熱費の事を考えれば、当然だろうと思えたからだ。


灯油をタンクに詰めて、ファンヒーターのスイッチを入れた。

妻が無言で、俺の前を通り過ぎる。


礼の一つも言えない妻は、いったい何様なんだろうか。

女王様、だな。


心の中で呟き、声を出さずに俺は笑った。

おまけ欲しさに

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ある一定の周期で、缶コーヒーにおまけが付く。

普段は、缶コーヒーなど殆ど飲まない俺が、コンビニで、おもわず手をのばしてしまうのだった。

おまけ分だけ、得をしたのだ。

そう言い聞かせて、自分を納得させようとする。


今回は、有り難いことに中身を選べるのだった。

芸能人ナンバーワンブロガー

検索していて、偶然彼女のブログにヒットした。

はっとするような大きな瞳と、クールな印象を受けるその表情。

そこから想像したものとは、始めて読んだ彼女のブログの文章は、大きく違った。

自分の事を、おいらとよぶ。

なんだか、おかしかった。


今、彼女はあることにハマっているらしい。

それは、俺の興味に合致していた。

そこから、検索に引っ掛かったのだった。

俺は、そんな彼女に親近感を覚え、その記事と共通の話しを、自分のブログで以前書いていたのを思い出し、トラックバックを貼った。


可愛い女のコでも、こんなゲームをやるんだな。

サイドバーの、彼女の顔写真を見ながら、俺は心の中で呟いていた。