こんにちはナカジーです。
クイーン・キッス・エアロスミスと当時の王道のロックバンドの話をしてきましたが、中学生のときはそれらがキッカケで、FM、AM問わずラジオを聴きまくるようになりました。(当時のラジオは少年と世界を繋ぐ唯一の手段だったなぁ。)
当然のことながら未知・無知ゆえに魅惑的な曲やアーティストがいっぱい❗️
音楽雑誌等で既に知っている有名アーティストはもちろんですが、1970年代後半は斬新かつ前衛的なバンドが数多く出現したような気がします。
その中でも代表的なひとつが本日紹介する【ボストン】です。
ラジオで初めて聴いたあの衝撃は今も忘れません。
アコースティックギターのアルペジオのフェードインから始まって、今まで聴いたことのないギターオーケストレーションに何処までも伸びるハイトーンの澄み渡ったボーカル。
当時には考えられなかったハイクオリティなサウンドでした。(小遣い前借りでレコード店に猛ダッシュ考えてみると1stアルバムから買ったのはボストンが初めてだった。)
これがボストンのデビューアルバムの一曲目であり、最初にシングルカットされ大ヒットした「宇宙の彼方へ(モア ザン ア フィーリング)」です。
当然衝撃を受けたリスナーはボクだけではなく、結局このデビューアルバム【幻想飛行】は全米で1700万枚、全世界では2500万枚という驚くべきセールスを記録しました。
次いで翌々年に発表された2ndアルバム【ドント ルック バック】も前作を凌ぐスケールのサウンドになっており当然大ヒット
名作「ア マン アイル ネバー ビー」は泣かせたなぁ〜。(高校時代、友人宅で大音量でみんなで聴きまくった〜。)
しかしながらここからが大変
完璧主義者のボストンのリーダーであり、作詞・作曲・編曲・制作のすべてをこなすギターのトム・シュルツはその完璧主義ゆえに安易に自分の作品に満足はしません。(ちなみに超有名なマサチューセッツ大学MITで電気工学を学び、優秀な成績で卒業をしている異色の経歴)
全然それ以降アルバムを発表しないどころか、新曲すら出しませんでした。
所属するレコードレーベルと契約違反の裁判沙汰になってしまい、3rdアルバムを出したのは結局前作ドント ルック バックから8年という年月を費やしてしまいます。
でもこれがボストン待望の新作ということで、待ち焦がれていたファンは多く、アルバム【サード ステージ】、シングル【アマンダ】共にヒットチャート1位を達成します。
さらに4作目の発表もそこから8年後…(もうどうにでもして状態)
その後バンドの顔のボーカル【ブラッド・デルプ】が自殺するという悲劇に遭いながらも現在に至ります。(40年以上のキャリアでアルバムはたった6作ですよー)
ボストンの魅力を一作で知りたい人には【グレイテスト ヒッツ】がおすすめ(アメリカ国歌の星条旗よ永遠なれ、をトム・シュルツ風にエキサイティングにアレンジしているのは面白いですよー。)
デビューからアルバム最初の4作だけで、セールスは7500万枚
ちなみに日本には1979年と2014年に来日しています。
ボストンは間違いなく歴史に語り継がれるバンドのひとつです。