地下鉄の広告でみかけた「ぜんぶ北斎のしわざでした展」
ネーミングが秀逸です。
開催場所が京橋だったので、夜8時まで延長開催している金曜日に
会社帰りにいってきました。
京橋でもあまり来たことがないエリアの大きなビルの中で
開催。
今回は富嶽三十六景をはじめとするカラーの浮世絵はほとんどありません。
北斎漫画を中心とした今のアニメや漫画に通じる北斎の表現方法をみていく展示です。
一応、出だしに一番有名な富嶽三十六景神奈川沖浪裏はありましたが、
そのあとは白黒の世界へ。。。
まず、ドーンと!!!
主人公から放射状に広がる線。まさにマンガの表現。
くちらもぐるぐる渦巻くライン。
今の時代と表現が同じ!今の時代のマンガとして通用してしまう。
というか、北斎が生み出したんだ。。。
すごいなぁ。
こちらも表現方法の解説と読本
お釈迦様の後光の表現。
後光を描くのではなく、その周りを点描で濃淡をつけて
光を浮かび上がらせている。
ここから、描き方の指南書
コンパスを使った○と直線で生き物を描く指南
これはお絵描き歌のようにパーツをわけて書き方の順番を示したもの。
指南通りに描いていく様子がモニターに。
そして、こちらは彩り方の指南書。
この複雑な白鳳の絵に、指示通りに絵を塗る様子がモニターにて。
まぁ、なんて派手な!!!
ここからは北斎漫画のコーナー。
全15巻がそろっている!!!!
森羅万象、いろんなものの描き方のお手本
と思いきや、こんな宴会芸の指南
雀踊りの解説
槍付きの練習の指南
雀踊りと槍付きは実際にこの通り動かしたらどうなるかAIで動かし動画をモニターで流していた
雀踊りはなかなか愛嬌のある踊り。
そして最後は富嶽百景
盃に映った富士、帆から透ける富士、いろんな富士
どんな富士があるか一個一個確かめながら見て回る
見応えある展示で、2時間かかりました。
北斎、すごいなぁ


























