オビドスからローカルバスを乗り継いで、ナザレへ向かいます。
ブロガーさん情報を頼りにローカルバスを乗り継いでの移動計画は
海外旅行的にはハードル高めよね。
 
リスボンからオビドスに来た時に降りたバス停から、カルダス ダ ライーニャ(Caldas da Rainha)まで行くバスが来る予定。
 
ほぼ時間通りにバスはやってきて、15分ほど乗ると、終点のカルダス ダ ライーニャのバスターミナルの到着。
ちゃんとしたターミナル。

窓口でナザレ行のバスのチケットを購入。

モニターにバスの出発番線もでるのでわかりやすい。

この町は陶磁器の街で、キャベツ型の器が有名なピニェイロの地。

アウトレットなどもあるようですが、今回は立ち寄らず、乗り継ぎだけ。

 

ナザレへはバスで40分ほど。結構な距離を走ります。

山あいの街から、海辺の街へ。

 

大きなバスターミナルに到着。

帰りの長距離バスは予約済ですが、どこからでるのかわからないので、

バスターミナルの係員に聞いてみたら、この旅で唯一の冷たい塩対応。

「その会社はしらない。」

 

私がOMIOで予約したリスボンに帰るバスはflixbusで、どうやらこの係員は違う会社の人のようです。

でもバスターミナルの窓口に座っているんだから、教えてくれたらいいのに、、、

 

このバスターミナルじゃないなら、どこなんだ?と付近をうろうろしてバス停を探したけど

わからずじまい。

バスターミナルにはバスの出発番線がでるモニターがあったので、少し早めに戻ってきて

モニターで確認しようということで、不安を残したまま観光に。

 

バスターミナルから5分ほど歩くと、海岸にでます。

 

 

 

 

 

なんかかわいらしいテントがたくさんでている。

 

レンタルテントなのかな?

 

あ、ニベアがなんかプロモーションやってる!

テントが並ぶ素敵な海水浴場。

海辺は割と静かなんですが、道側は人も多く賑やか。


一本入ったところにレストランが並んでたので、

ランチを食べようかと物色してたのですが、観光地感満載でわちゃわちゃしているし、

暑すぎるしで、気持ち悪くなってきた。

 

一旦カフェで冷たい飲み物で休憩。

(この旅ではリプトンのピーチティーかアイスコーヒーにお世話になりました。)


実は少しだけ、いやだいぶテンションが落ちていました。

バス乗り継いでまでナザレに来たのに、いまいち思ってたのと違う。。。

 

もっとゆったりした海リゾートだと思ってたのに、わちゃわちゃしてるし、

私の事前情報では、店の裏でイワシを焼いているレストランがたくさんあり、

とにかくイワシの炭火焼が美味しいとのことだったに、

今のところ店の裏でイワシを焼いているという情景をみかけない。

 

ナザレで何したらいいんだ。。。


楽しみにしていた噂のイワシはどこにあるんだ?

どーしよー。どの店にいけばいいんだ。。。

 

ナザレはほとんどガイドブックに説明がされてないので、ブログだのみ。

再度、ブログを辿ってお店の名前を探すけど、店名までかいてあるブログが少ない。

あってもコロナ前の古い記事で、お店を検索してもででこない。。。

 

すると、友人がつい数日前にナザレに来た人のインスタを発見。

美味しそうなイワシを食べている!

よし、この店にいこう!

Rosa dos Ventos

グーグルマップ頼りに、路地を進みます。

少し奥に入ると人通りも減って、明らかに観光客向けのレストランが減っていきます。

 

そして、たまに魚を焼いている匂いがどこからか香ってくる、、、

少し進むと消える。。。

きっと、あの角を曲がったら焼いている人がいるのかも。。

 

私たちの目指すお店に近づくと、またまた魚を焼くにおいが!!!

角を曲がると、、、

 

お、まさに魚を焼いている!!!これです。目指していた景色は。

こちらは店の裏側。

表に回ります。賑わってる!人気店のようです。

満席か????

お店の前には待ってる人もいて明らかに満席なんだけど、私たちは2名。

たまたま2名の席が空いており、待っているご家族を尻目に

通してもらいました。

なんか、みんなが幸せそうなお店。

これは絶対おいしいぞ。

 

席に着くと、とれたてのお魚を持ってきてくれます。

時価のお魚たち。こわい、、、、

私たちは、イワシの炭火焼が目的

サルディーニャス・アサーダスSardinha Assadas

と言って、オーダー。

 

隣のカップルが食べているお魚が美味しそうだったので、

どれかきいたら、メニューを差して教えてくれた。

鯛の塩焼きのようです。


しばらくすると、裏で焼いた焼き立てが登場!

こちらです!

 

焼きたてのイワシが6本!

 

干物のように開いたタイ焼き

 

お皿にとって頂きます。

ナイフで骨に沿って頭側からしっぽ側にすべらせると、

きれいに身が離れます。

いわしは春から夏がシーズンということで、まさに旬のいわし。

新鮮なんですね。こんなに身ばなれがいいってことは!

 

口に運ぶと、内臓の苦みがアクセント。塩加減もよく、脂ものっているのにふわふわ。

美味しい!!!!!絶品!!!!!

 

多分、今までの人生で一番のイワシの塩焼き!!!!

これはナザレにきたら絶対に食べてほしい。

今回の旅行で一番美味しかったのは断然このイワシです!

 

イワシでこんなに大騒ぎするなんて、って思うけど、本当に美味しかった。

イワシ3匹あっという間に頂きました。

 

鯛は的鯛かな。こちらもさっぱりしてて美味しい。

お魚でおなか一杯なのに、ポルトガルのプリン

pudim flan

がショーケースにあるのが目に入り、、、

食べてしまいました。

美味しかった。

 

満腹で満足しているところに、店員さんが

このミニカップにポートワイン?食後酒をサービスしてくれた。

 

年期が入ったこちらのお酒。

甘くて香ばしくて美味しい。

友人がトイレに行っている間に、なぜかもう一杯サービスしてくれました。

そうそう、このお店、ハウスワインを頼むと薄く白く氷をまとった陶器のピッチャーに

いれてもってきてくれるようでした。

周りのお客さんが飲んでておいしそうだった。

とってもいいお店だったなぁ。

ランチで長居をしてしまいました。

ナザレにきたら、やるべきことはもう一つ。

海岸から断崖上にケーブルカーで登ってナザレの景色を楽しむことです!

 

ケーブルカーを目指して、街の中を歩きます。

 

あれあれ、ケーブルカーが見える方向に向かって。。。。

乗り場にたどりついてみると、まさかの行列!!!

これは、半端ない行列。

想定外。


帰りのバスまであと1時間。やばいぞ。。。

並ぶこと20分。。。。

 

やっとケーブルカーに乗れた。いや、帰りも並ぶとなるとやばいぞ。時間的に

 

ケーブルカーはぐんぐん上がっていきます。

上にたどり着き、崖の先端へ。

先ほどまでいた海岸を見下ろせます。

美しい。。。この景色、、、

 

ナザレの夏の景色。こんなに明るいリゾート地ですが、

冬には30メートル級の大波がくる

サーファーが挑戦する海に変貌します。


美しいパノラマを動画で。

 

景色を眺めたところで、時間がないので崖上の観光はあきらめる。
boltでタクシー呼ぼうとしたんだけど。。
来ない、つかまらない。。。
人気の観光地だと全く捕まらないとは聞いていたが、、、、
 
ケーブルカーは下りも登りと同じく行列。
やばいです。。。。本当にピンチです。
 
予約しているバスを逃すと、次のリスボン行のバスは3時間後の20時台。
何が何でも予約しているバスに乗りたい!
 
やっと乗れたケーブルカーはバス発車時間の20分前。
5分間ケーブルにのって降りたら、ターミナルまでの移動に残された時間は15分。
ケーブルカー乗り場からバスターミナルまで歩いて12分ほど。

やばすぎです。
 
なるべく出口のそばに陣取り、待機。
一分でも早く出てほしいのに
犬を持ち込んだ乗客がいて、犬用のケージに入れる入れないでもめている。
結局、1分ほど遅れて出発。
 
ケーブルカーが下の駅に到着するや否や猛ダッシュで出口からでて、
走る!!!走る!!!
とはいえ、もう走れるからだじゃないので、走っているつもりが早歩き。
 
それでも12分ほどかかるはずの時間が7分ぐらいに短縮され、なんとかバスターミナルには
5分前に到着。
モニターをみると、私たちがのる予定のバスが掲示されている。
よかった。。。このバスターミナルで正解だった。。。。
 
飲み物を買いたいけど、そんな時間もなく、持ち歩いているペットボトルの水はあと2口。
リスボンまで2時間をこの2口で過ごさないと。。。。。。。。
 
バスに乗り込んだところで、興味本位で調べたら、20時発のバスはもう予約で満席でした。
つまり、これを逃したら、この日にリスボンに帰る手立てがないってこと。。。
 
本当に乗れてよかった。
バタバタのナザレ。でも行ってよかった。

ナザレは半日は必要ってあったので4時間半の滞在時間を取ってたんですが、ランチを取る前の休憩タイムが無駄に時間を使ってしまった。
 
そして、ナザレーリスボン間の長距離バスは事前予約必須です。
OMIOという欧州の交通網の検索・予約ができるアプリがおすすめ(手数料はとられるけど)
 
ばったばたの気持ちをバスで整えて、2時間走ってリスボンに到着。
翌日来る予定のoriente駅です。とっても大きな駅。東京駅みたい。
翌日の朝も早いので、間違いがないように、改札の確認をしておきました。
 
この日もナザレの最後のバタバタですっかり疲れてしまって、ポルトガル料理をきちんと食べる気力が起きず。。。
ホテルの近くに軽く食べれるお店はないかとバスの中でGoogleマップで検索すると、
ベーカリー、イタリアン、ベトナム料理
が出てきました。

ちょうど太陽に照らされてた時に
そうめん食べたい!
と叫んでた私。

これは、ベトナム料理でフォーがまさに気分!

ホテルから歩いて3分ほど。

新しくできたみたい


簡素なお店。


さっぱり生春巻き


チキンのフォー


どっちも疲れた体にぴったり。

そしてお味も本格的。

元気だったら食べたいバインセオやいろんなメニューがあってかなり当たりなお店。


あまりポルトガルでは見かけないベトナム系の人がたくさんお客さんとしてやってきたり、欧米人がいたりと席は満席に。


海外旅行に来てその国のものを食べないことは滅多にないのですが、今回の夏バテの体にはベトナム料理は助かりました。


明日はリスボンを去って北上します。