メルマガで舞台のお知らせをを見てたら、目に入ってきたのが
未来少年コナンの舞台化!

未来少年コナン!
私の人生最初にハマったアニメ。
最初に見た時も途中から偶然見かけて見るようになった。
その後、再放送されるたびに見るけど、今みたいにネットもない時代、放映情報もあまりなくて、ビデオもなかった時代。
最初から最後までがっつり見ることがなかなかできなかった。

それでも、再放送のたびに気づいたら必ず見るほど大好き。
最近ではコロナの時に再放送があり、全話ついに録画しました。

なので、オープニングソングもエンディングソングもどっちも歌えます。

そして、コナンといえば私にとっては名探偵ではなく、未来少年。

未来少年コナンが宮崎駿だと知ったのは随分後だけど、納得!
私が好きな宮崎駿作品は、
ナウシカ、ラピュタ、コナン
通じるものがあります。

そんなわけで未来少年コナンは私の人生において外せない作品。
それが舞台化ですと?

アニメが好きなだけに舞台化に一抹の不安を抱きますが、、、

演出がなんとインバル ピント
100万回生きた猫の舞台以来、すっかりハマっている演出家です。
100万回生きた猫の絵本の世界観を舞台で再現したピントなら、アニメをどう舞台化するか興味津々。

ということで、まさかの先行予約抽選に申し込みました。
当然、当選。

未来少年コナンという題材がマニアックすぎて、ほとんど話題になってないからね。
まあ、取れるでしょう。

舞台が近づけばもっと話題になるかなぁと思ったけど、全然話題にならない、、、
大丈夫かなぁ、席がスカスカだったりしないよね、、、
なんて余計な心配。

そして、池袋の東京芸術劇場へ行ってきました。

そう、コナンはこれが原作。



そして、今回、コナン役をこども店長の加藤清史郎くん、ラナ役は坂道系の影山なんとかという子

ジムシーは成河、ラオ博士に椎名桔平、レプカは今井明彦、ダイスは宮尾俊太郎、ここまで期待大の配役。肝心なモンスリーが門脇麦。これだけイメージが沸かない、、、


さて、舞台はどうだったか。


良かった!


インバル ピントの演出はさすが。

絵本の世界観を舞台化するうまさがこのアニメの舞台にも活きている!

作り込まない舞台装置が空想の余地を残していていい感じ!

幕開けのサメのと格闘シーン、ラナとの海中でのシーンはしっかり作り込んで魅せてくれる。

この海の中のシーンは秀逸でした。


そして、、、


コナン役の加藤清史郎、ジムシー役の成河がともに素晴らしかった。

アニメでしか表現できないんじゃないかと思ってた超人的な動きを再現!

あの動きがなければコナンでもジムシーでもないんだけど見事です。成河の身体能力の高さは知ってたけど、加藤清史郎君には驚かされました。細っこいのに力持ちで身軽で素早くて、全て自然に表現。

高いところから、ラナを抱いて飛び降りて足がビリビリするシーンもしっかり再現。

コナンとジムシーの出会いの2人で力量を測り合うシーンも見事!


影山優佳のラナは声や佇まい全てラナ!

宮尾俊太郎のダイス、今井明彦のレプカ、椎名桔平のラオ博士、ハマり役!!


ただ、当初の心配どおり、モンスリーの門脇麦はちょっと違った。アニメより少女っぽさが残りすぎてて、、、


それから、脚本的に、あの長編を3時間以内に収めるのは難しかった。

後半の太陽光エネルギー復活からのインダストリアの最期があまりに省略されてたのが残念でした、、、


結構大事な津波のシーンもないし、太陽塔とともに戦争責任を取るかのように老科学者たちが塔に残り沈んでいくシーンもなかった。


時間的に仕方がないか。

でもアニメを見てない人は突然最後がモンスリーとダイスの結婚式になって、?????ってなっただろうな。


コナンが好きすぎて饒舌に。すいません。