町と、ダイビングショップと、協賛社が支援してこの会が運営されてます。
まずは珊瑚についての勉強会。
地元のダイビングショップのインストラクターが丁寧に説明。
1時間以上の講義だったけど面白かった。
そうそう、工芸品になる珊瑚は宝石珊瑚と言われて深海に生息していてる。だから私たちがダイビングで目にする珊瑚とは別物だって!
しらなかった。
どうりで宝飾で目にするような赤い珊瑚はダイビングでは見ないのね。。
およげ!たいやきくんで、モモイロサンゴが手を振ってくれるけど、モモイロサンゴは宝石珊瑚、
つまり、手を振ってた場所は水深200メートルの真っ暗な海だった、、、、
たい焼きくん、あんこが重くて深くに沈んでいったのかしら、、、
珊瑚のマスコットキャラクター、、、
講義の後は、珊瑚を植え付けるために株分けして育てている様子を見学
石膏のスティックに小さな珊瑚をくくりつけて少し成長させて石膏と一体化してから海に植え付けます。
スティックも、板状から、円柱へ、四角錐へと試行錯誤して今の高い成功率の植え付けに変わってきたとのこと。
2004年から長く続く活動です。
お昼は近くの食堂で海ぶどう丼!
恩納村は海ぶどうの養殖でも有名。ここの海ぶどうは採りたてで新鮮なのでプチプチしてて美味しい!
さて。午後はいよいよ植え付けです。
この日は天気が悪く、午前中は一瞬、豪雨になったけど、午後は曇りになりました。
40人の参加者を4チームに分け、地元のダイビングショップのスタッフ総出でガイドをしてくれます。
地元の漁船が協力して午前中に植え付ける岩にドリルで穴を開けて空スティックを差し込んであるとのこと。
そこに参加者のダイバーがいって、珊瑚のついてるスティックに付け替えるのが私たちのやることだそうです。
私は1人で参加だったので、女性1人と男性2人の3人組の中の1人の男性とバディになりました。
この3人組、なんか謎の組み合わせで、女性が潜る様子を男性がGoProで撮ることに必死。
どう撮るかをやたら打ち合わせしている。
変な趣味という感じでもないから、
ネットサイトとか雑誌の編集?
とにかく謎です。
まず一本目のダイビングは植え付け前に観察ダイビングということで、珊瑚を植え付けるエリアを潜ります。
船の上には10人ほどのダイバー、アシスタント含め3人のガイドです。
ダイバーは機材セッティングもおぼつかないダイビング初心者がたくさん、、、
私のバディもセッティングに慣れてなく、BCの首掛けストラップをかけずに、セットした後でこれはなんだ?とストラップを持って戸惑ってたのでセッティングをし直してあげた。
知らない人がバディだと、相手のスキルもよくわからないし情報もないので、どこまで面倒みればいいのかわからない、、、
バックスクロールでエントリー。
掛け声かけてバディとエントリーしたけど、バディは掛け声についてこれず、、、
不安だ。。。
ダイビングは水深3メートル。
この水深なら本来は海の自然を守りたいなら、タンク背負ったダイビングじゃなくてスキンダイビングで潜るべきだよなぁ、、、
まあ、私もスキンダイビングできないから、機材ついてて助かるけど。
ただ、水深3メートルで浮きもせず、底に触れもしない中性浮力保つのって1番難しい。
このダイビングを初心者ダイバーだらけで潜るのってどうなんだろうか、、、
小さい珊瑚をスティックにつけて、植え付けられる大きさになるまで、海の中に並べて育てている畑みたいなところを見たり、植え付け珊瑚が大きく育ったエリアを見たりして、観察ダイビングは終了。
陸に上がり、植え付けのやり方の説明を受けた後
いよいよ植え付けダイビングへ、、、
器材のセッティングをして、残圧確認、レギュの確認をする、、、
まあ、水深3メートルのダイビングなので、エアはそんなに使わないけどね。
バディがちゃんと確認してるから横目で見てたら、タンクのバルブをほんのちょっとだけ開いて残圧確認している、、
そんならちょっとしか開かないとちゃんとした数値出てないはずだなんだけどなぁ、、、
気になったけど、一応さっきはなんとか潜れてたから大丈夫か、、、
いちいち知らないおばさんから注意されるのも嫌だろうしね。
植え付けダイビングへ。
2人ずつ順番にガイドさんに呼ばれて植え付けする岩へ。
珊瑚のついてないスティックをガイドさんに指差されるので、そのスティックを引っこ抜いて同じ穴に珊瑚のついたスティックをさします。
流れやうねりでスティックが抜けない様に奥までしっかりグリグリと、、、
スティックは石灰で出来ているんたけど、固定するためにステンレスの棒がついている。
この金属棒を岩に押し込んで固定するんです。
なんか、、、
自然保護といいながら、金属棒を岩に差し込むことにちょっと違和感。
珊瑚が育っても岩の中には金属がずっと残ってるんだよなぁ、、、
一生懸命、誠心誠意でボランティアで行われている珊瑚植え付け活動。
その精神は純粋なんだけど、実態に違和感が、、、
何事も経験しないとわからないことって多いですね。
植え付けが終わり残り10分ほど場所を移動しながらのダイビングタイム。
バディが離れた岩のところで皆の移動に気づかないでいたのをガイドが誘導。
後ろからついてくるバディを振り返って確認しながら進む。
なんか遅いなぁと思いながら振り返ると、、、
あら、水面に浮いちゃってる!
まあ3メートルの水産だから急浮上してもそんなに問題ないけど、スキルがついてこれず浮いちゃったのかなあ
潜降しようとしている様子に見え、そのうち降りてくるかなと思って見てたら、、、
なんかバタバタしてませんか?
まさか溺れてる?
助けに行って巻き込まれるのも怖いので、すぐ前にいたガイドを叩いて状況を伝える。
ガイドはすぐに彼のところへ行って助けている。
ガイドが来るのも気づかないのか、バディは、ウエイトを外した、、、
沈んできたウエイトを私が広い、下から見ているとガイドが支えて少し落ち着いた様です。
結局最後までガイドに連れられて水面移動。
船に上がって状況が分かりました。
なんでも、バディは突然レギュからの空気が重くなり、吸えなくなって、ゲージを見たら残圧ゼロ。
それで慌てて上がった様です。
残圧0の原因は、、、
まさかならタンクのバルブを少ししか開けてなかったので、ダイビングしているうちに閉じてしまったそうです。
っていうか、わたしもチェックの時にバルブちゃんと開けてないのは見てたけど、まさか、ダイビングする時も同じことしてたなんて!!
初心者もいいところ。
ダイビングは、人間が本来生きていけない環境を器材に頼って楽しむものなので危険なスポーツです。
少し緩みで命を落としかねない。
そんなことを改めて思い知らされました。
本当に大ごとにならなくてよかった。
主催者には3メートルダイビングはむしろテクニックが必要なのでビギナーは要注意ということ。
知らないもの同士でバディを組む時にスキルが危ういならバディにそれを伝えるべきということ。
この2点の改善をお願いしました。
本当に何事もなくてよかった。