奈良旅行3日目。

この日はレンタカーで法隆寺から明日香村へ行く予定。

車の運転は一応、夏に利尻島で運転して慣れておいたけど、普段全く運転してないので、道が空いてること、狭い道に入り込まないことを祈って、、、

ゲストハウスからオリックスレンタカーまでは歩いて5分もかからないけど、チェックアウトでお家に来たオーナーさんが車で送ってくれました。

最後まで至れり尽くせりのオーナーさんでした。

9時にレンタカーだったので、最初の目的地唐招提寺には10時前に到着。

貸し切り状態!

立派な建築物たち

この土塀が素敵、、、

唐招提寺には、東山魁夷の襖絵が見たくて行ったのですが、宝物館が改修中。
そして、後で分かりましたが、復興企画として岩手の美術館にお出かけ中でした。
中宮寺の仏様も復興企画で宮城に行かれてることは事前に知ってましたが、東山魁夷の襖絵は調べが甘かった、、、

唐招提寺をあとにして、法隆寺へ。
法隆寺は、大学の時以来。
梅原猛の隠された十字架という本を読んでから法隆寺には少し怖くて不気味なイメージがつきまとう、、、

久しぶりの法隆寺、記憶が全くない、、、
そうそう、入口は聖徳太子の呪いを閉じ込めるため真ん中に柱がある作りなのよね、、、

青空だったはずなのに、私の気持ちが不誠実だからか、空模様が梅原猛説の聖徳太子の呪いを閉じ込める寺としての雰囲気に変わってきた、、、



世界最古の木造建築、五重塔を見た後は、宝物殿へ。
そこで、世界的に有名な百済観音を改めて拝観。
全く見覚えがない、、、
もしかして仏像は全く見たことなかったのかな。

百済観音、改めて見ると本当に美しい。

柔らかく曲線を描く華奢なお身体。なんでたおやかなんでしょうか。
お顔は人間味のある顔立ちで優しく全てを受け入れるが如く静かに微笑む。

美しい、、、、

感銘を受けた後、
夢殿へ。

夢殿では、それこそ梅原猛による怨霊封じ込めの仏様がいる
救世観音。

聖徳太子と同じ背丈で、秘仏として江戸時代200年間封印。
布にぐるぐるに巻かれていたとのこと。

今でも年に2度しか公開されない秘仏。
この日は例年なら前日が公開最終日だったのですが、祝日だったこともあり、今年は1日延期でこの日も公開してました!

なので、救世観音にお会いするのは初めて、、、

夢殿の中を覗くと、静かに佇んだいる。
梅原猛の影響が大きいので、どうしてもこの救世観音は少し不気味に見えてしまう。
アルカイックスマイルすら、不敵な笑みという印象、、、

飛鳥時代の他の仏様はとても柔らかくおおらかな人間味を感じるのに、この救世観音は、鼻が大きく縦長で、先ほど見た百済観音と全然印象が違います、、、

久しぶりの法隆寺、堪能しました。