延泊の土曜日。
朝一番の長距離バスにて黒川温泉へ。

天草に行こうか黒川温泉にしようか悩んだけど、天草は言っても車がないと回れない。
黒川温泉は、バスで3時間かかるけど、行ったら一日中遊べる。

三時間だからゆっくり寝ていくか、、、
市中を回って郊外へ。熊本城はこのバスからチラリと見ただけ。


夜、ホテルに戻る途中で遅い時間でも空いていたケーキ屋産が気になりふらり。
ラム酒につけたスポンジ菓子が珍しかったので購入して朝ごはんに。
SWISSというお店のリキュールマロン
後で調べたら結構な有名店でした。
しっとりしてて美味しい大人の味。

あっという間に阿蘇へ。
雄大な山々。バスは巨大なカルデラのなかへ。
360度連なる山に囲まれた平地
景色が雄大すぎて目が離せず、途中休憩の阿蘇駅まで一睡もしなかった、、、

さて、阿蘇駅。黒川温泉へは調べても調べても電車の手段が出てこない。
この阿蘇駅はなに?
知らなかったです。
熊本と大分をつなぐ電車があるのですが、熊本の震災で山崩れの影響などでいまだに電車は不通。
なので。黒川温泉へはバスしか無い、、、
なるほど。
知らない被害の甚大さに驚く、

そして、バスはカルデラを抜け、山へ入ります


結局黒川温泉までの3時間、ドライブルートが素晴らしく楽しんでしまいました。

黒川温泉のバス停に着くと、バス停のそばにロッカーがあったのでパソコンなど荷物を預けて温泉地へ。

まずは温泉巡りの手形を購入。
同時にタオルがなかったのでくまモンタオルを買ってしまった、、、

案内所のそばは賑わってます。

でも最初に向かう温泉は賑わいから離れた
こうの湯
山道をテクテク15分


着いた。

こうの湯は森の湯という露天風呂が気持ちいい
お湯がブルーがかっててきれい。

続いて、こうの湯より奥にある山河を目指す。
歩いて15分くらいと案内所の人が言ってたけど、いやいや、めっちゃ遠いです。

結局30分近く歩きました



こちらも森の中の露天風呂

風呂上りに宿の人に
案内所で15分くらいって聞いてきたらすごく遠かったんですが、近道あるんですか?
って聞いたら、
遠いところ来ていただいてありがとうございます。帰りはお車出しますよ。
と、案内所まで送ってくれました。

すでに昼過ぎ。
そろそろ一番人気の山みず木へいきましょう!

こちらは、案内所の前の漬物屋さんのところからバスがでてます、、
山みず木は山河とは逆サイドの中心から離れたところにあります。
茅葺き屋根の客室が点在していて雰囲気も素敵なお宿。

お風呂へ向かいます。

いやー、こちらのお風呂、人気なだけあって最高!
まず内湯
大正ロマンな作りが素敵なんですが、私が入った時間、偶然にも素敵な奇跡の時間でした!

というのも、湯煙でくぐもった室内に、一筋の光が壁から斜めにさし、湯船に落ちている。

壁板の節穴にちょうど冬の低い高度の澄んだ太陽の日差しが直撃し、節穴から明るい一筋の光が降り注いでたんです!

薄暗く湯煙でけむる大正ロマン風のお風呂はそれだけでも風情たっぷりなのに、そこに一筋の光。

美しかった!

しかも、この奇跡はほんの5分くらいしか続かず、太陽が動くとともに光の筋は消えました。

素敵だった、、、

内湯に感動して、その横にある露天風呂へ。

ここの森の湯は開放感がすごい!
お風呂の湧き出るお湯はすぐ横を流れる川に降り注ぐ。
川の先には林が。
風呂の周りには遮るものがない空間。
大きな空、流れる川、緑の木々。
最高のお風呂。

しかも、空いてる!
五年前のガイドブックでは人気で混雑と書いてあったけど、どうやら震災後に交通弁の悪さからだいぶ観光客が減っている。
特に土曜の午後に到着して宿に入り、日曜日に湯巡りをする人が多いらしく、土曜日の夕方までは空いてる狙い目時間帯だったようです。

この素敵な露天を独占して、大満足。

湯上りはバスが車で宿の喫茶室で一休み

温泉街の中心に戻ると案内所の裏手へ。
そちらがこの黒川温泉の中心でした。

風情のある温泉街の景色。
外国人ツアーの団体がたくさん。

この中心街でもう一つお風呂行きたいなぁ。
と街中を歩きます。
温泉卵、、

苔むした道祖神

そして、最後に選んだ4つ目のお風呂が
いこい旅館

美人湯と呼ばれるお湯が出ているらしい


旅館の中を進みます。
お風呂は奥の方に


こちらのお風呂、こちらの打たせ湯があるお風呂がメイン

ですが、私が気に入ったのはこちら
立ち湯です。
深さ150センチぐらいのお風呂。
手すりが二本渡してあって、他にお客さんがいなかったので、二本とも使って、上半身と足とをかけて、湯の中でゆらゆら。
ハンモックに乗ってるような感覚です、

これが最高に気持ちよかった。

お風呂上りは宿の庭先にある囲炉裏で温泉卵を食べて休憩。

帰りのバスの時間まで街中探索



途中にある神社に温泉手形が絵馬のように供えられてる。
私も結んできました。

そして、バスに乗り空港へ。
帰りはきれいな夕焼け



2時間かけて空港に到着。
夕飯の時間帯だったので熊本名物
太平燕 たいぴーえん
春雨麺のちゃんぽんです。

黒川温泉弾丸ツアーでしたが、大満足!
楽しかった。