マウントクック、2日目。
ハーミテージホテルで迎える朝。

あ〜、、、雨だ。
昨日よりひどいかも。

この日は前日とは違うフットパスを歩いて氷河に近寄ろうかと思ってたんだけど、この雨。

こんなこともあろうかと前日の夜に考えたもう1つのオプションは、現地ツアー参加。

セスナで氷河の上に行くとか、ボートで氷河の湖をいくとか、氷河系のツアーはあるけどどれも高い、、、
そんな中で他よりかなりお安めの6000円ぐらいジープツアーを発見。

朝9時半出発のツアーなら午後のピックアップの時間に間に合う。
ギリギリまで雨の様子を見て30分前に決断!

この日は明るい雲もないしトレッキングは諦めて、ジープツアーに参加することに!

このジープツアー、タスマン氷河を目指してオフロードを進む。
途中、トレッキングをするとなってたけど私たちと女性一人、あとは小さいお子さんがいる家族の計日本人7名。
ということもあり、かなりアレンジをガイドさんがしてくれたようです。

目指すタスマン氷河は、。
前日にトレッキングしたフッカー湖のエリアからは山を隔てた向こう側にあるのが、タスマン氷河とタスマン湖。

ジープでまずは山の向こう側に進むとだんだん雨が止んで来た。

ガイドさん曰く、山を隔ててこちら側は格段に雨が降りにくくなるそうです。

もともと行こうとしてたトレイルは、雨の多い側、きっと今日はずっと土砂降り。

地形と天気の関係を知らずに、このタスマン氷河のジープツアーを選んだのってめっちゃ正解!っていうかグッドチョイス!

曇り空ではありますが、雨の止んだ中を、
ジープでオフロードをガタガタ。



この砂利のような道は、氷河で作られた地形ならではの道。
周りと一面、石っころがゴロゴロしてるけど、氷河が削って生まれた大地には削り後のこの石が残るそうです。

そんなゴロゴロ大地にも花が咲き乱れて綺麗!





花畑で癒されて、またオフロードを進む。
途中、ガイドさんが車を止め、道横の斜面を登る。
登りきった眼下に広がる景色は!
タスマン湖と、氷河の端っこです。
氷河が溶けて生まれたタスマン湖。ところどころに溶けて崩れた氷河が浮かぶ。




おお〜。
氷河だ。

氷河の表面は土に覆われて想像してた真っ白の大地ではなく、一見氷とわからない土砂。


汚い、、、
この土の大地の奥のかなたに真っ白の大地が見える。
奥の方はまだ真っ白の氷が表面まであるみたいです。

わたしが二十五年ぐらい前にカナダで行った氷河は真っ白だった。
ガイドさんによると温暖化でこの二十年でどんどん氷河が溶けてるそうです。
二十年前はまだこの辺も白い氷河だったようです。

多分あと50年もしないうちにマウントクックの氷河は無くなるんじゃないかな、。

ちなみにボートツアーはこのタスマン湖をゴムボートで進み、溶けて分離した氷河のかけらなんかを間近で見れるみたい。そして、セスナツアーは奥にある真っ白な氷河の上に行くとのこと。
この日は風が強くてボートもセスナも中止だったそう。

ヤッタァ、やっぱりこの日の最善の楽しみ方を偶然にも選んだようです!

念願の氷河もみれたし、地球温暖化を実感したし充実。

雨も止んでたのでこのオフロードに車を止め、、、

ガイドさんがホットチョコを配ってくれて

マフィンもくれました。
見事にピンが岩に外れてるけど。

このマフィン、全くパサついてなくてしっとりしてて美味しくて驚いた!

なんでもないマフィンなのにね。

ガタガタ道を戻り、ジープツアーは終了。
とっても楽しかった!