エルメスの展示で国立新美術館へ行った時にちょうど、ルーブル美術館展もやっており、空いてたのでこちらも行ってみました。


ルーブル美術館は、一度だけ行ったことがあります。

パリにいくとオルセーやマルモッタン、オランジェリーは行きたいと思うし、時間を見つけて足を運ぶのだけど、大規模なルーブル美術館はなんかハードルが高くて中々足が向かない、、、

で、一度親切な駐在員が、二時間で有名どころを効率よく回るルートで案内してくれて行ったことがあります。

そんなルーブル美術館なので、この展示かあるのは知ってたけどわざわざ来ようとは思ってなかった。

さて、今回の展示、

テーマは、ルーブルの顔。

顔の彫刻、肖像画に絞った展示。
かなりマニアックです。

時代によって肖像の意味合いが変わっていく様子を歴史的背景とともに展示、

死んだ人の理想の姿を描いていたエジプトのミイラのお棺。
権力を知らしめる肖像画、
名刺がわりの肖像

切り口としては新しい。

でも、絵的にはマイナーなものが多いかな。

ルーブル美術館の肖像といえば、モナリザですが、もちろんありません。

そのなかでチケットにもある目玉は
美しきナーニ
ルネッサンスの最高傑作とのこと。
でも、この女性、題名にあるナーニ出はないらしい。
いったい誰?

ちなみに私の印象に残ったのは、
マリーアントワネットの胸像。
横柄に見えないうに表情を柔らかく小降りにしたらしい
それにしても、細部まで良くできた像だなぁ、


一番のお気に入りはこちら。
題名も作者も忘れましたが、、、
とにかくこの女性の表情、全体の柔らかさに釘付け。
30代の未亡人の肖像画です。

作者はマリーアントワネットの肖像画もかいていて女性に人気の画家さんらしい。

確かにねぇ。本人知りませんが、この絵の女性はものすごく美人とかそういうのではなく、とにかく魅力的です。

あとは、最後に有名なアルチンボルトーの春と秋がありました


他にはボッティチェリの肖像画とかナポレオンのデスマスクとか、ゴヤの子供の絵とか。哲学者の気難しそうな彫像とかありました。

日本人が大好きな印象派はないです。
どちらかというと、美術を学術的に解説&観賞する展覧会ですね。